第5章「見え隠れする本質」
俺達はあのスーツ店を出てから、東京から車で、また二四達の拠点のある大阪に行くのに、
7時間くらいで戻って来た。
すっかり夜にはなってはいたが、それでも大阪の街は明るい。
「わーい♪十二!有難うねぇー♪じゃあ、早速、お着替えしましょうか?六ちゃん?♪」
「こら!セア殿!そんなに引っ張らなくても良いではないか!
おい?!こらぁあああーーーーー?!!」
俺は、セアに頼まれていたスーツを渡し、セアは、二四達にも、
スーツを渡した後で、上機嫌な顔で、師匠をとっ捕まえて、
別の部屋に移動してしまった。
師匠も女に手を出すわけにもいかずに、セアにされたい放題であった。
あれは、完璧に尻に敷かれてるな・・・師匠も。
「なんか、俺はあの夢の所為で、自分だけで深刻になっていたかもしれないな・・・」
師匠とセアの関係を見て、俺は、師匠が俺の知らないとこで、
何かを画策しているようにはとても思えなかった。
セアのおかげで?師匠が、どうしても非道な事をするようにも見えない。
「私達もスーツを貰ってしまったけど、本当にいいんだろうか?」
「でも、にっちゃん。セアさんがくれるって言うんだからいいんじゃない?」
二四とゴートンも高そうな箱に入ったスーツに、少し困り気味だったが、
トワと四四が、楽しそうな顔で、2冊達にも着てみたら?と話しかけていた。
本喰人の女も、人間の女と同じで、男をコーディネートするのは、
好きらしいな・・・
特に、好意がある男なら、尚の事。
「じゃ、せっかくだし、着てみようか?ごーちゃん?」
「そうだね。僕達も着てみて、感想聞こうよ!それに、スーツだけじゃなくて、
靴とか、中に着るシャツとかの意見も、トワちゃん達に
聞いておいた方が今後に何かあった時にいいかもよ?」
「確かにそれもあるね。」
二四達は、二四達で、貰ったスーツで楽しそうに盛り上がり出した。
俺は、自分だけ自分の部屋に戻ることにした。
自分だけで考え事がしたかったのもあったから。
そう思い、自分の部屋に行く途中で携帯が鳴る。
電話番号を確認するとサキだったので、すぐに電話に出た。
「ああ、サキか?どうした?」
「あ!十二?ほら、あの欲しがっていた本が、無事に買い取り出来たから、連絡したのよ♪」
「お!本当か!」
「ええ♪しかも、最初の金額の100万で済んだわよ♪」
「有難うな!サキ!助かるよ!」
「でね!早い方がいいなら、今からでも渡せるけど、どーする?」
「いいのか?今から、サキの店に行っても?」
「うん!構わないわよ♪まだ、夜の8時なら全然、私の店は開いてるから♪」
「そうなのか?なら、遠慮なく、今から向かうよ。車なら、20分もかからずに行けるだろう。」
「わかったわ、じゃあ、待ってるから♪後、お小遣いもお願いね!」
「はいはい。わかってるよ。相変わらずだな、サキは。」
俺は苦笑いしながら、サキとの会話を終わらせた。
トワ達に、ちょっと外出してくると声を掛け、俺はサキの店に向かった。
断食に入る前に、ちょっと贅沢してしまおうかなぁ・・・と
俺はこっそり考えた。
7時間くらいで戻って来た。
すっかり夜にはなってはいたが、それでも大阪の街は明るい。
「わーい♪十二!有難うねぇー♪じゃあ、早速、お着替えしましょうか?六ちゃん?♪」
「こら!セア殿!そんなに引っ張らなくても良いではないか!
おい?!こらぁあああーーーーー?!!」
俺は、セアに頼まれていたスーツを渡し、セアは、二四達にも、
スーツを渡した後で、上機嫌な顔で、師匠をとっ捕まえて、
別の部屋に移動してしまった。
師匠も女に手を出すわけにもいかずに、セアにされたい放題であった。
あれは、完璧に尻に敷かれてるな・・・師匠も。
「なんか、俺はあの夢の所為で、自分だけで深刻になっていたかもしれないな・・・」
師匠とセアの関係を見て、俺は、師匠が俺の知らないとこで、
何かを画策しているようにはとても思えなかった。
セアのおかげで?師匠が、どうしても非道な事をするようにも見えない。
「私達もスーツを貰ってしまったけど、本当にいいんだろうか?」
「でも、にっちゃん。セアさんがくれるって言うんだからいいんじゃない?」
二四とゴートンも高そうな箱に入ったスーツに、少し困り気味だったが、
トワと四四が、楽しそうな顔で、2冊達にも着てみたら?と話しかけていた。
本喰人の女も、人間の女と同じで、男をコーディネートするのは、
好きらしいな・・・
特に、好意がある男なら、尚の事。
「じゃ、せっかくだし、着てみようか?ごーちゃん?」
「そうだね。僕達も着てみて、感想聞こうよ!それに、スーツだけじゃなくて、
靴とか、中に着るシャツとかの意見も、トワちゃん達に
聞いておいた方が今後に何かあった時にいいかもよ?」
「確かにそれもあるね。」
二四達は、二四達で、貰ったスーツで楽しそうに盛り上がり出した。
俺は、自分だけ自分の部屋に戻ることにした。
自分だけで考え事がしたかったのもあったから。
そう思い、自分の部屋に行く途中で携帯が鳴る。
電話番号を確認するとサキだったので、すぐに電話に出た。
「ああ、サキか?どうした?」
「あ!十二?ほら、あの欲しがっていた本が、無事に買い取り出来たから、連絡したのよ♪」
「お!本当か!」
「ええ♪しかも、最初の金額の100万で済んだわよ♪」
「有難うな!サキ!助かるよ!」
「でね!早い方がいいなら、今からでも渡せるけど、どーする?」
「いいのか?今から、サキの店に行っても?」
「うん!構わないわよ♪まだ、夜の8時なら全然、私の店は開いてるから♪」
「そうなのか?なら、遠慮なく、今から向かうよ。車なら、20分もかからずに行けるだろう。」
「わかったわ、じゃあ、待ってるから♪後、お小遣いもお願いね!」
「はいはい。わかってるよ。相変わらずだな、サキは。」
俺は苦笑いしながら、サキとの会話を終わらせた。
トワ達に、ちょっと外出してくると声を掛け、俺はサキの店に向かった。
断食に入る前に、ちょっと贅沢してしまおうかなぁ・・・と
俺はこっそり考えた。