第5章「見え隠れする本質」
俺は、3冊目から自分の過去の経緯を聞くまでは、この夢の話は
誰にもしないことにした。
自分自身だって、今でも、これが本当に過去にあった出来事なのかは自信がないのもある。
正直言えば、嘘であって欲しいとさえ思ってくらいだ。
俺が、あの2の奴なんかと、過去では親友だなんて・・・
考えただけで、吐き気さえしてくる。
それに、俺は、2の奴以外とも、何かの計画で手を結んでいたらしい。
それが、誰なのか、さっぱりわからない状態だ。
「あの計画とやらで手を組んでいたのが、師匠やキュワートではないことを願うしかないな・・・」
ここにきて、再度、師匠やキュワートを疑わなければならないなんて、気が重すぎる。
後は、二四達だって油断出来ない存在になってしまった。
俺が、一番信じられるのは、トワしかいなくなってしまった。
最初に逆戻りしたわけだ。表面上はそんな風に見せないが。
だが、トワにも、今の夢の話はまだ出来ない。
俺が教えれば、他の奴に絶対に言うなと口止めしても無駄だろう。
ゴートン達に結局はしゃべってしまうに違いない。
そうなれば、状況は一気に悲惨なものになるかもしれないのだ。
あの師匠が実は敵だったとなれば、今の俺では勝ち目がない。
修行してくれているのは、仲間のフリをする為だったのかもしれないと思うと、
俺は気持ちが凄く辛くなる。
トワの事をいざ頼もうと思っていたキュアートが、もし敵なら、
トワの今後も考え直さなければならない。
「なんてこった・・・俺は、自分の拠点の確認と、あの悪夢を克服する為に、
ここに帰ってきたと言うのに・・・逆に難題が増えるとか・・・
マジできつすぎるだろ・・・」
俺は、どうしようもないと分かっていながらも、ぼやかずにはいられなかった。
こうなったからには、あの夢を、だたの夢と思わずに、今後は行動していくしかない。
3冊目から俺の過去の話を聞けた次第では、二四達に作って貰った拠点も、
もう使えないと考えた方がいいな。
俺だけしか知らない、拠点を裏で再度作るしかない。
それと、師匠達への態度も見直しだ。今は急に変えると、疑われるから、
こちらは何も知らない風を装うしかないだろうな。
敵だと、100%決まったわけでもないけど。
用心するに越したことはない。
「最後は・・・トワのことか・・・」
俺はトワの事をどうしようか悩む。キュアートが敵でないと、
確信が出来たのなら、
そのままキュアートに頼むつもりだが、もし敵だったら、
他に誰に頼むべきか・・・
「この調子だと、四四か?でも、四四だって、どうだかわからないんだよな。
くそ・・・なんで、こんなタイミングで、俺はあんな夢を見たんだ?」
俺は考えれば、考えるほどにイライラしてきた。
2の奴の計画が、本当は破綻していたらと、いいのにと本気で思う。
が、2の奴は、今でも自分が1番になることを望み、
本喰人の数を減らそうとしているのは間違いがない。
あの計画とやらにも、そんな話をしてたしな。
「本喰人の数が急激に減ったら・・・何かあるのか?」
俺は、想像も出来ない、何かが起こるのだろうか、と自分なりに
考えてみたが、結局は納得いきそうな答えは出なかった。
誰にもしないことにした。
自分自身だって、今でも、これが本当に過去にあった出来事なのかは自信がないのもある。
正直言えば、嘘であって欲しいとさえ思ってくらいだ。
俺が、あの2の奴なんかと、過去では親友だなんて・・・
考えただけで、吐き気さえしてくる。
それに、俺は、2の奴以外とも、何かの計画で手を結んでいたらしい。
それが、誰なのか、さっぱりわからない状態だ。
「あの計画とやらで手を組んでいたのが、師匠やキュワートではないことを願うしかないな・・・」
ここにきて、再度、師匠やキュワートを疑わなければならないなんて、気が重すぎる。
後は、二四達だって油断出来ない存在になってしまった。
俺が、一番信じられるのは、トワしかいなくなってしまった。
最初に逆戻りしたわけだ。表面上はそんな風に見せないが。
だが、トワにも、今の夢の話はまだ出来ない。
俺が教えれば、他の奴に絶対に言うなと口止めしても無駄だろう。
ゴートン達に結局はしゃべってしまうに違いない。
そうなれば、状況は一気に悲惨なものになるかもしれないのだ。
あの師匠が実は敵だったとなれば、今の俺では勝ち目がない。
修行してくれているのは、仲間のフリをする為だったのかもしれないと思うと、
俺は気持ちが凄く辛くなる。
トワの事をいざ頼もうと思っていたキュアートが、もし敵なら、
トワの今後も考え直さなければならない。
「なんてこった・・・俺は、自分の拠点の確認と、あの悪夢を克服する為に、
ここに帰ってきたと言うのに・・・逆に難題が増えるとか・・・
マジできつすぎるだろ・・・」
俺は、どうしようもないと分かっていながらも、ぼやかずにはいられなかった。
こうなったからには、あの夢を、だたの夢と思わずに、今後は行動していくしかない。
3冊目から俺の過去の話を聞けた次第では、二四達に作って貰った拠点も、
もう使えないと考えた方がいいな。
俺だけしか知らない、拠点を裏で再度作るしかない。
それと、師匠達への態度も見直しだ。今は急に変えると、疑われるから、
こちらは何も知らない風を装うしかないだろうな。
敵だと、100%決まったわけでもないけど。
用心するに越したことはない。
「最後は・・・トワのことか・・・」
俺はトワの事をどうしようか悩む。キュアートが敵でないと、
確信が出来たのなら、
そのままキュアートに頼むつもりだが、もし敵だったら、
他に誰に頼むべきか・・・
「この調子だと、四四か?でも、四四だって、どうだかわからないんだよな。
くそ・・・なんで、こんなタイミングで、俺はあんな夢を見たんだ?」
俺は考えれば、考えるほどにイライラしてきた。
2の奴の計画が、本当は破綻していたらと、いいのにと本気で思う。
が、2の奴は、今でも自分が1番になることを望み、
本喰人の数を減らそうとしているのは間違いがない。
あの計画とやらにも、そんな話をしてたしな。
「本喰人の数が急激に減ったら・・・何かあるのか?」
俺は、想像も出来ない、何かが起こるのだろうか、と自分なりに
考えてみたが、結局は納得いきそうな答えは出なかった。