第5章「見え隠れする本質」
「キュアート殿はそんなに眷属が居たのか、流石に拙者も驚いた。」
「うん!お母様はホント凄いのよ!六ちゃん♪だから、私もいつか
お母様みたいに・・・今度は六ちゃんと私で・・・」
セアはここぞとばかりに、また師匠に猛烈にアピールしている。
これには、トワはキラキラした目でセアを見ている。
ああー始まったわー恋愛大好きっ子のトワのリアル恋愛観察。
こうなったら、俺もどうにも出来んわ。
師匠の方は、トワの他にもゴートン達にも、じーっと見られてしまい、
顔を赤くしてセアに怒った。
「こら!セア殿!今は眷属について大事な話をしているのだ!
あまりにも違う話をするのなら、この部屋から、一旦出て行って貰うぞ!」
「ちぇ・・・はい。わかったわ・・・六ちゃん。」
セアは、人前ではやりすぎたと理解したのか、渋々と師匠に従った。
俺達の前でも、あんな感じなら、普段、師匠はどんだけアプローチされてるんだろうか。
トワだったら、その光景を物陰からでもいいから、見たがるに違いないな。
「あ、そう言えば、四四には、眷属いるのか?」
「私ですか?」
俺は四四にも、眷属がいるのか聞いてみた。四四なら、眷属が
居なくても能力的に式神がいるから困らないかもしれないが。
「私は1冊だけ居ますね。私の財産などを昔からずっと管理して貰ってます。
後は、祓い屋の仕事を受ける時の窓口もしてくれてますね。
私の眷属ではあるんですが、今は人の目を誤魔化す為に、
私の「祖父」になってくれてます。」
「へぇーそうだったのか。」
俺は四四の眷属との関係を聞いて、感心した。
四四曰く、自分が長期隠れたりする際に、やっぱり眷属が必要になったようで、
かなり昔に眷属を持ったようだ。
四四の眷属はかなり優秀なようで、四四の財産を管理しながらも、
最近は株とかそういうので、確実に資金も増やしているらしい。
それから、この前、手に入れた「禁断の本」なども保管し管理しているのだとか。
ただ、かなり慎重な性格のようで、余程の事がない限りは、
四四にすら、気軽には会わないらしい。
「私とした過去の約束を忠実に守ってくれているのだと思います。
私がその約束の内容を変えない限りは、今後も守り続けてくれるかと。
連絡は取り合えはしますが、詳しく聞かない限りは、私にすら、
居場所も教えないくらいです。」
「凄い徹底してるんだな。」
「はい。「禁断の本」も管理して貰っているので。用心するように、
過去からきつくは言ってありましたので。
決まった手順を踏まないと会えないようにしてあります。」
「うむ。四四には、感心するな。とても下巻クラスとは思えん。
それに比べて、二四はまだいいが、ゴートンなどは見習うべきだな。」
「六師匠は、本当に僕には厳しい・・・」
ゴートンは恨めしそうに、でも師匠とは目を合わせずに、床を見ている。
そういうとこだぞ?ゴートン。師匠に指摘されるのは。
案の定、そんな態度のゴートンに師匠は呆れている。
しかし、二四の眷属は四四と同じで優秀そうだが、ゴートンが
眷属を持つとしたら、どんな感じになるんだろうな。
俺は、少しそれを想像してみて、ちょっと見てみたいと思った。
「うん!お母様はホント凄いのよ!六ちゃん♪だから、私もいつか
お母様みたいに・・・今度は六ちゃんと私で・・・」
セアはここぞとばかりに、また師匠に猛烈にアピールしている。
これには、トワはキラキラした目でセアを見ている。
ああー始まったわー恋愛大好きっ子のトワのリアル恋愛観察。
こうなったら、俺もどうにも出来んわ。
師匠の方は、トワの他にもゴートン達にも、じーっと見られてしまい、
顔を赤くしてセアに怒った。
「こら!セア殿!今は眷属について大事な話をしているのだ!
あまりにも違う話をするのなら、この部屋から、一旦出て行って貰うぞ!」
「ちぇ・・・はい。わかったわ・・・六ちゃん。」
セアは、人前ではやりすぎたと理解したのか、渋々と師匠に従った。
俺達の前でも、あんな感じなら、普段、師匠はどんだけアプローチされてるんだろうか。
トワだったら、その光景を物陰からでもいいから、見たがるに違いないな。
「あ、そう言えば、四四には、眷属いるのか?」
「私ですか?」
俺は四四にも、眷属がいるのか聞いてみた。四四なら、眷属が
居なくても能力的に式神がいるから困らないかもしれないが。
「私は1冊だけ居ますね。私の財産などを昔からずっと管理して貰ってます。
後は、祓い屋の仕事を受ける時の窓口もしてくれてますね。
私の眷属ではあるんですが、今は人の目を誤魔化す為に、
私の「祖父」になってくれてます。」
「へぇーそうだったのか。」
俺は四四の眷属との関係を聞いて、感心した。
四四曰く、自分が長期隠れたりする際に、やっぱり眷属が必要になったようで、
かなり昔に眷属を持ったようだ。
四四の眷属はかなり優秀なようで、四四の財産を管理しながらも、
最近は株とかそういうので、確実に資金も増やしているらしい。
それから、この前、手に入れた「禁断の本」なども保管し管理しているのだとか。
ただ、かなり慎重な性格のようで、余程の事がない限りは、
四四にすら、気軽には会わないらしい。
「私とした過去の約束を忠実に守ってくれているのだと思います。
私がその約束の内容を変えない限りは、今後も守り続けてくれるかと。
連絡は取り合えはしますが、詳しく聞かない限りは、私にすら、
居場所も教えないくらいです。」
「凄い徹底してるんだな。」
「はい。「禁断の本」も管理して貰っているので。用心するように、
過去からきつくは言ってありましたので。
決まった手順を踏まないと会えないようにしてあります。」
「うむ。四四には、感心するな。とても下巻クラスとは思えん。
それに比べて、二四はまだいいが、ゴートンなどは見習うべきだな。」
「六師匠は、本当に僕には厳しい・・・」
ゴートンは恨めしそうに、でも師匠とは目を合わせずに、床を見ている。
そういうとこだぞ?ゴートン。師匠に指摘されるのは。
案の定、そんな態度のゴートンに師匠は呆れている。
しかし、二四の眷属は四四と同じで優秀そうだが、ゴートンが
眷属を持つとしたら、どんな感じになるんだろうな。
俺は、少しそれを想像してみて、ちょっと見てみたいと思った。