第5章「見え隠れする本質」
師匠との修行の為に、俺とトワは、考えていたよりも、
二四達の拠点に長くいることになった。
トワは、こっちに長く居ることには反対はないみたいだったが、
それでも、俺達の拠点も少し心配していた。
後、自分用のパソコンがないのが、少し不満らしい。
しかし、それを聞きつけたゴートンは、トワにちゃっかりと
パソコンをプレゼントしたようだ。
ちなみに二四も四四にあげたみたいだが・・・
うん。若い者同士で、実に仲が良くて、俺は嬉しいぞ。
最近は、4冊でつるんで遊ぶ回数も増えてるみたいだしな。
そういう経験をトワが出来ていることは、俺も有難い事だと思っている。
大事だからな・・・トワが俺の眷属であったとしても。
俺が、もし今後いなくなった時の事とかを考えるとな・・・
俺以外に頼れる存在は多い事はいいことだ。
と俺は心の中だけで思っていた。トワ本人に言ったら、
縁起が悪いと怒るだろうからな。
「ねぇ!十二ってば!聞いてる?!」
「うお?!何だよ!トワ!」
俺は、トワの事を、真剣に考えている時に、背後からトワに大声で声を掛けられていた。
おい、心臓に悪いな・・・たまたまトワの事を考えている時に限って。
驚いている俺の顔を見て、トワは笑い出す。
「ぷっ!もうー!十二はなんて顔してるの!」
「はぁ?そんなに俺の顔は変か?悪かったな・・・イケメン本じゃなくて。」
「そんな意味で言ったんじゃないってば!変な勘違いしてる!」
「じゃあ・・・何だよ?」
「十二がこんなに驚いた顔するの、初めて見たから、つい笑っちゃったの!」
「ふん・・・そんなに面白いか?俺が驚くのが?」
「面白いと言うか・・・珍しい感じの方が強いかも?十二は、
いつも冷静だし、面倒臭がりだし?ね?」
「ね?って何だよーね?って・・・」
俺はトワの言動に呆れてしまった。と、言うか、トワにこんな風に言われると言う事は、
もしかして、俺も3日くらい食事を抜いただけで、精神的な変化を感じているのか?
思えば、さっきだって、縁起でもないことを考えてたくらいだし、
トワに背後から、少し大きい声で話しかけられただけで、
こんな反応をしてしまうくらいだ。
自分が思っているよりも、精神が、悪い意味で研ぎ澄まされてるのかもしれないな。
ここが、仮に敵陣のど真ん中なら、俺は容赦なく攻撃さえしていたかもしれない。
今は、二四達の拠点で、トワだとわかっているから、抑えられたが。
「あのね・・・十二に聞きたい事があるの・・・」
「うん?何が聞きたいんだ?」
「眷属の事・・・取引とか・・・契約とかの話・・・?」
「ああ、その手の話か・・・」
ちょっと真剣な顔をして、トワは、俺に聞いてくる。
8冊目の眷属達と、ゴートン達が戦った件で、凄く気になるようになったのだろう。
あんなことがあったのなら、俺も、そろそろ教えるべきかもしれないな。
師匠とセアも交えて、一緒に話すか・・・俺も知らない事を
師匠が知ってる可能性もあるかもしれないし、
セアも、キュアートから何か聞いてるかもしれない。
二四達の拠点に長くいることになった。
トワは、こっちに長く居ることには反対はないみたいだったが、
それでも、俺達の拠点も少し心配していた。
後、自分用のパソコンがないのが、少し不満らしい。
しかし、それを聞きつけたゴートンは、トワにちゃっかりと
パソコンをプレゼントしたようだ。
ちなみに二四も四四にあげたみたいだが・・・
うん。若い者同士で、実に仲が良くて、俺は嬉しいぞ。
最近は、4冊でつるんで遊ぶ回数も増えてるみたいだしな。
そういう経験をトワが出来ていることは、俺も有難い事だと思っている。
大事だからな・・・トワが俺の眷属であったとしても。
俺が、もし今後いなくなった時の事とかを考えるとな・・・
俺以外に頼れる存在は多い事はいいことだ。
と俺は心の中だけで思っていた。トワ本人に言ったら、
縁起が悪いと怒るだろうからな。
「ねぇ!十二ってば!聞いてる?!」
「うお?!何だよ!トワ!」
俺は、トワの事を、真剣に考えている時に、背後からトワに大声で声を掛けられていた。
おい、心臓に悪いな・・・たまたまトワの事を考えている時に限って。
驚いている俺の顔を見て、トワは笑い出す。
「ぷっ!もうー!十二はなんて顔してるの!」
「はぁ?そんなに俺の顔は変か?悪かったな・・・イケメン本じゃなくて。」
「そんな意味で言ったんじゃないってば!変な勘違いしてる!」
「じゃあ・・・何だよ?」
「十二がこんなに驚いた顔するの、初めて見たから、つい笑っちゃったの!」
「ふん・・・そんなに面白いか?俺が驚くのが?」
「面白いと言うか・・・珍しい感じの方が強いかも?十二は、
いつも冷静だし、面倒臭がりだし?ね?」
「ね?って何だよーね?って・・・」
俺はトワの言動に呆れてしまった。と、言うか、トワにこんな風に言われると言う事は、
もしかして、俺も3日くらい食事を抜いただけで、精神的な変化を感じているのか?
思えば、さっきだって、縁起でもないことを考えてたくらいだし、
トワに背後から、少し大きい声で話しかけられただけで、
こんな反応をしてしまうくらいだ。
自分が思っているよりも、精神が、悪い意味で研ぎ澄まされてるのかもしれないな。
ここが、仮に敵陣のど真ん中なら、俺は容赦なく攻撃さえしていたかもしれない。
今は、二四達の拠点で、トワだとわかっているから、抑えられたが。
「あのね・・・十二に聞きたい事があるの・・・」
「うん?何が聞きたいんだ?」
「眷属の事・・・取引とか・・・契約とかの話・・・?」
「ああ、その手の話か・・・」
ちょっと真剣な顔をして、トワは、俺に聞いてくる。
8冊目の眷属達と、ゴートン達が戦った件で、凄く気になるようになったのだろう。
あんなことがあったのなら、俺も、そろそろ教えるべきかもしれないな。
師匠とセアも交えて、一緒に話すか・・・俺も知らない事を
師匠が知ってる可能性もあるかもしれないし、
セアも、キュアートから何か聞いてるかもしれない。