第5章「見え隠れする本質」
※十二視点に戻る
俺は、急いで二四とゴートンを助けようと、トワ達から聞いた神社に急いだのだが、
俺が着いた時には、問題は解決していた。
あのゴートンが、無事に敵を倒したらしい。
しかも、新しい能力に目覚め、二四の様に姿まで成長させたくらいだ。
俺達は、拠点に帰り、俺の話をした後で、二四とゴートンの身に起きた話を聞いた。
師匠を始め、トワや四四は、少し涙ぐみながらも、俺達の無事を喜ぶ。
そして、ゴートンの姿も成長したことに、トワなどは一番驚いていた。
「嘘!!ゴートンも姿が成長したの?!」
「えへへー♪どう?トワちゃん!僕も二四みたいに大人になったでしょ?」
「まぁ・・・ね・・・」
トワは驚きのあまり、いつものツッコミをゴートンに入れるのを
忘れているほどだった。
流石にトワも驚くよな・・・俺も目の前で二四の時のように、
急に成長された時は、驚いたからな。
「きっと、その8冊目の元眷属の皆さんは、ゴートン君の身体の一部に
なってくれたんだと思います。私の考えですが、ゴートン君の能力は、
少しだけ完璧じゃなかったのかもしれませんね。
最後に、元眷属の皆さんは完全な本に戻らなかったんじゃないかと思います。
だからこそ、最後の特殊小冊子の力を使って、ゴートン君と融合したのではないかと。」
「そう・・・だったのか・・・ワン達が・・・」
四四なりの考察を聞き、ゴートンは、感傷に浸りながらも、
自分の胸の辺りに手を当てて、目を閉じていた。
きっと、そのワン達とやらに感謝しているのだろう。
まさか、8冊目の眷属達と戦い、勝利しただけでなく、ある意味では、
仲間にまでしまったのだから、ゴートンも、しっかりと成長出来たわけだ。
これには、俺だけでなく、師匠も嬉しそうな顔をする。
「拙者の修行の成果が、二四にも、ゴートンにも出たようで良かったぞ。
しかも、8冊目の眷属は、これで今はいないと言うわけだからな、これはかなり大きい。
相手も、今後は我々に警戒し、気軽に関わって来まい。
本当によくやったな!二四、ゴートン!」
「はい!六師匠!」
「なんとかなって良かったです!六師匠!」
二四とゴートンは、成長した姿になってるはずだが、返事は、
相変わらずのままだった。
今回は、2冊達には嬉しかったみたいだから、しょうがないか。
俺はゴートンの肩に手をやり、ゴートンに声を掛ける。
「お前らしい戦い方が、見つかったみたいだな。ゴートン。」
「十二先輩・・・うん。まだ、はっきりとは断言出来ないけど、
今回は僕らしい戦い方が出来たと思ってます。」
「そうか。なら良かったじゃないか。敵だった奴を倒すだけじゃなく、
最後は感謝されて、自分の身体の一部にしてしまうなんて、
お前くらいしか出来そうにないぜ。」
「そ、そうかな?」
「ああ、だから自信を持てよ、ゴートン。これからも、二四と共によろしく頼むぞ?」
「はい!任せて下さい!十二先輩!」
ゴートンは俺の言葉に嬉しそうに答える。
いい顔つきになったと俺は、ゴートンを見て正直に思った。
この調子なら、自分の問題も、自分でちゃんと解決するだろう。
俺は、急いで二四とゴートンを助けようと、トワ達から聞いた神社に急いだのだが、
俺が着いた時には、問題は解決していた。
あのゴートンが、無事に敵を倒したらしい。
しかも、新しい能力に目覚め、二四の様に姿まで成長させたくらいだ。
俺達は、拠点に帰り、俺の話をした後で、二四とゴートンの身に起きた話を聞いた。
師匠を始め、トワや四四は、少し涙ぐみながらも、俺達の無事を喜ぶ。
そして、ゴートンの姿も成長したことに、トワなどは一番驚いていた。
「嘘!!ゴートンも姿が成長したの?!」
「えへへー♪どう?トワちゃん!僕も二四みたいに大人になったでしょ?」
「まぁ・・・ね・・・」
トワは驚きのあまり、いつものツッコミをゴートンに入れるのを
忘れているほどだった。
流石にトワも驚くよな・・・俺も目の前で二四の時のように、
急に成長された時は、驚いたからな。
「きっと、その8冊目の元眷属の皆さんは、ゴートン君の身体の一部に
なってくれたんだと思います。私の考えですが、ゴートン君の能力は、
少しだけ完璧じゃなかったのかもしれませんね。
最後に、元眷属の皆さんは完全な本に戻らなかったんじゃないかと思います。
だからこそ、最後の特殊小冊子の力を使って、ゴートン君と融合したのではないかと。」
「そう・・・だったのか・・・ワン達が・・・」
四四なりの考察を聞き、ゴートンは、感傷に浸りながらも、
自分の胸の辺りに手を当てて、目を閉じていた。
きっと、そのワン達とやらに感謝しているのだろう。
まさか、8冊目の眷属達と戦い、勝利しただけでなく、ある意味では、
仲間にまでしまったのだから、ゴートンも、しっかりと成長出来たわけだ。
これには、俺だけでなく、師匠も嬉しそうな顔をする。
「拙者の修行の成果が、二四にも、ゴートンにも出たようで良かったぞ。
しかも、8冊目の眷属は、これで今はいないと言うわけだからな、これはかなり大きい。
相手も、今後は我々に警戒し、気軽に関わって来まい。
本当によくやったな!二四、ゴートン!」
「はい!六師匠!」
「なんとかなって良かったです!六師匠!」
二四とゴートンは、成長した姿になってるはずだが、返事は、
相変わらずのままだった。
今回は、2冊達には嬉しかったみたいだから、しょうがないか。
俺はゴートンの肩に手をやり、ゴートンに声を掛ける。
「お前らしい戦い方が、見つかったみたいだな。ゴートン。」
「十二先輩・・・うん。まだ、はっきりとは断言出来ないけど、
今回は僕らしい戦い方が出来たと思ってます。」
「そうか。なら良かったじゃないか。敵だった奴を倒すだけじゃなく、
最後は感謝されて、自分の身体の一部にしてしまうなんて、
お前くらいしか出来そうにないぜ。」
「そ、そうかな?」
「ああ、だから自信を持てよ、ゴートン。これからも、二四と共によろしく頼むぞ?」
「はい!任せて下さい!十二先輩!」
ゴートンは俺の言葉に嬉しそうに答える。
いい顔つきになったと俺は、ゴートンを見て正直に思った。
この調子なら、自分の問題も、自分でちゃんと解決するだろう。