第4章「蠢く敵の影」
「二四があいつを抑え込んでいるうちに!早く僕達も行こう!」
ゴートンは、私と四四ちゃんを促して、結界の外側に出ようとした。
結界の内と外の壁となる場所で、四四ちゃんは結界の壁を触り、
何かを確認したかと思うと、すぐに自分の能力の中から、結界を破る為の能力を使った。
「二四のおかげで、結界を破ることが出来ました・・・
けど、二四はまだ結界の中・・・大丈夫でしょうか?」
四四ちゃんは凄く心配そうな顔で二四の事を心配している。
そうだよね・・・私も同じく心配だけど、私はゴートンや四四ちゃんの様に、
まだちゃんと戦える能力がない。
私も、もっと真剣になって十二に、戦いについて学べば良かった。
私は今更になって凄い悔しい気持ちになる。今後は、私も
遊んでいる場合じゃないわ。
「とにかく、トワちゃんと四四ちゃんは、今、僕の能力で十二先輩の元に飛ばすから!!
この事を報告するのをお願いね!!」
「え?!」
「それって、どういう・・・?」
私と四四ちゃんは、ゴートンの言葉を聞いて、一瞬、何を
言っているかわからなかったので、聞き返そうとした。
けど、ゴートンが、いつもの陽気な感じで、ニコっと笑った時には、
私と四四ちゃんは、必死な顔で私達を探す十二の運転中の車の中に瞬間移動していた。
十二は車で、私達が行くと言った遊園地に向かう途中だったみたい。
私達が車の後部座席に突然現れたので、十二は凄く動揺した。
「な、お前達?!どうしてここに?!!」
「あ、運転が危ないですよ!十二!!」
十二は、突然現れた私達に気を取られ、運転が疎かになりそうなところを、
四四ちゃんが大声で注意したので、すぐに通常運転に戻った。
危なかったわ。せっかく、8冊目の眷属の子から助かったと思ったら、
今度はすぐに交通事故に遭いましたじゃ、笑えないもんね。
「どうであれ、とにかくお前達が無事でいてくれて良かった!
今、俺は、お前達が今日行くと言っていた、遊園地に向かう途中だったんだ。
けど、その必要はなくなったみたいだな!すぐ引き返して、先に二四達の拠点に戻ろう!」
「けど、十二!二四とゴートン君が!」
「それはわかってる。四四。お前とトワがこんな形で俺の元に帰ってきたと言う事は、
二四とゴートンは8冊目の眷属と戦ってるんだろう?
だから、ゴートンが非常事態の時に備えて、身につけた能力を
使って、俺の元にお前達を帰したんだ。」
「え?ゴートンは、そんな能力を、身につけてくれたの?!」
私は十二の言葉を聞いて、つい唖然としてしまった。
ゴートンは私達の知らないところで、私達の安全を考えてくれていたなんて。
「ああ、つい少し前に、相談されててな。これからの事を考えて、
そういう能力があっても困らないだろうってな。
早速、役に立ったとか、ゴートンはいい勘をしてたな。」
十二は、少しだけゴートンがした事に喜んでいるみたいだった。
それから、私と四四ちゃんは拠点に戻る車の中で、8冊目の眷属の子の話をした。
十二と話す中で、十二の方にも8冊目の眷属の子が来ていたらしい。
十二の前に現れたのは、男の本だったみたいだけど。
もしかして、他にもいるのかな?8冊目の眷属の子が・・・
ゴートンは、私と四四ちゃんを促して、結界の外側に出ようとした。
結界の内と外の壁となる場所で、四四ちゃんは結界の壁を触り、
何かを確認したかと思うと、すぐに自分の能力の中から、結界を破る為の能力を使った。
「二四のおかげで、結界を破ることが出来ました・・・
けど、二四はまだ結界の中・・・大丈夫でしょうか?」
四四ちゃんは凄く心配そうな顔で二四の事を心配している。
そうだよね・・・私も同じく心配だけど、私はゴートンや四四ちゃんの様に、
まだちゃんと戦える能力がない。
私も、もっと真剣になって十二に、戦いについて学べば良かった。
私は今更になって凄い悔しい気持ちになる。今後は、私も
遊んでいる場合じゃないわ。
「とにかく、トワちゃんと四四ちゃんは、今、僕の能力で十二先輩の元に飛ばすから!!
この事を報告するのをお願いね!!」
「え?!」
「それって、どういう・・・?」
私と四四ちゃんは、ゴートンの言葉を聞いて、一瞬、何を
言っているかわからなかったので、聞き返そうとした。
けど、ゴートンが、いつもの陽気な感じで、ニコっと笑った時には、
私と四四ちゃんは、必死な顔で私達を探す十二の運転中の車の中に瞬間移動していた。
十二は車で、私達が行くと言った遊園地に向かう途中だったみたい。
私達が車の後部座席に突然現れたので、十二は凄く動揺した。
「な、お前達?!どうしてここに?!!」
「あ、運転が危ないですよ!十二!!」
十二は、突然現れた私達に気を取られ、運転が疎かになりそうなところを、
四四ちゃんが大声で注意したので、すぐに通常運転に戻った。
危なかったわ。せっかく、8冊目の眷属の子から助かったと思ったら、
今度はすぐに交通事故に遭いましたじゃ、笑えないもんね。
「どうであれ、とにかくお前達が無事でいてくれて良かった!
今、俺は、お前達が今日行くと言っていた、遊園地に向かう途中だったんだ。
けど、その必要はなくなったみたいだな!すぐ引き返して、先に二四達の拠点に戻ろう!」
「けど、十二!二四とゴートン君が!」
「それはわかってる。四四。お前とトワがこんな形で俺の元に帰ってきたと言う事は、
二四とゴートンは8冊目の眷属と戦ってるんだろう?
だから、ゴートンが非常事態の時に備えて、身につけた能力を
使って、俺の元にお前達を帰したんだ。」
「え?ゴートンは、そんな能力を、身につけてくれたの?!」
私は十二の言葉を聞いて、つい唖然としてしまった。
ゴートンは私達の知らないところで、私達の安全を考えてくれていたなんて。
「ああ、つい少し前に、相談されててな。これからの事を考えて、
そういう能力があっても困らないだろうってな。
早速、役に立ったとか、ゴートンはいい勘をしてたな。」
十二は、少しだけゴートンがした事に喜んでいるみたいだった。
それから、私と四四ちゃんは拠点に戻る車の中で、8冊目の眷属の子の話をした。
十二と話す中で、十二の方にも8冊目の眷属の子が来ていたらしい。
十二の前に現れたのは、男の本だったみたいだけど。
もしかして、他にもいるのかな?8冊目の眷属の子が・・・