第4章「よそはよそ、うちはうち!」
幻獣界に古代神兵器を無事に封印したフェニックス達は、普段の生活に戻っていた。
リヴァイアサンも、人間界に戻り、フレン達に古代神兵器を
封印出来たことを話したようだ。
ラムウも、人間の手に古代神兵器が渡らずに済んだ事を安堵し、
オーディンはいつもの感じで、幻獣界の安全を守る。
フェニックスは、バハムートと一緒に政務室でいつもと変わらずに
書類の仕事などをしていた。
「それにしても、今回は古代神兵器は、1体しか見つからなかったが、
他にもありそうだよな・・・」
「そう・・・ですね。あの古代神兵器は、何も言わずに沈黙してしまいましたが、
可能性としては、有り得ますね。」
バハムートの発言に、フェニックスは不吉なものを感じながらも、
否定出来ずにいた。
「今回は、あの古代神兵器は、理解がある奴だったから良かったが。
今後、見つかる古代神兵器が、人間を恨んでる奴とかだったら、面倒なことになるな。
言っていたんだろう?テュポーン達が?」
「ええ。遥か昔の人間達によって、古代神兵器は破壊されたり、
騙されて封印されたと。」
「ふぅ・・・何千年近く経とうとも、人間達は愚かな事を繰り返すな。
自分達で作り上げておいて、最後がそれとはな・・・」
「本当ですね・・・」
バハムートの言葉に、フェニックスも同意するしかない。
作り出したはいいが、結局は手に負えず、酷い形で、古代神兵器達を処理したようだ。
どんな状況だったのかは、フェニックス達も実際に見たわけではないが、大体は想像がつく。
「今後の事も考えて、ラムウに古代神兵器の事も研究して貰った方がいいかもな。」
「それは良い考えだと思います。他の古代神兵器と、今後、最悪戦うことになったら、
今の我々であっても難しいかと思いますで。」
「だな。その辺も、今度の会議で決めよう。」
「はい。」
フェニックスとバハムートは、そんな諸々の話をしながら、今日の仕事を終えた。
仕事が終わったフェニックスは、すぐに屋敷に帰る。
「ラリイ!ただいまー♥♥♥私が帰りましたよ♥♥♥」
フェニックスは、一目散に息子ラリイを見つけ、抱きしめる。
「きゃうう!ふぇに!ふぇに♪」
「ラリイ、有難うございます。貴方のおかげで、すぐに古代神兵器の場所がわかり、
封印することが出来ました。これも、前世のラリイのおかげですが・・・
本当に有難う・・・ラリイ・・・」
フェニックスは感極まって、ラリイを強く抱きしめた。
ラリイは、苦しそうにしながらも、フェニックスの腕の中で、
もぞもぞと動いていた。
「ああ!いけない!私としたことが、ついラリイを!
ラリイ♥ごめんなさい♥さ!一緒に夕食にしましょうか?♥♥♥」
「あいあい♪」
「うふふ♪こういう対応をしてくれると、最近はますます、
私の言葉を理解して来てくれてる感じがしますね♥」
フェニックスは、日々のラリイの成長をこうして実感する。
それにしても、何故、古代神兵器はラリイの名前を出したのだろうか。
フェニックスには、それがどうしても気になっていた。
「過去の神々の中に、ラリイと言う名前の神が居たのでしょうか?
それとも・・・うーん。本当にわかりませんね。」
「あぅううーきゃう!」
「ラリイ・・・貴方が幸せで居てくれさえすれば、私はそれだけで、
私も幸せなのですが・・・どうか、いい子で育って下さいね?」
「ふぇに♪ふぇに♪」
ラリイは、無邪気にフェニックスに普段の通りに甘える。
こんなラリイの姿を見て、フェニックスはラリイが将来、悪の権化に
なるとは思えなかった。
ましてや古代神兵器を欲しがる姿など、想像も出来ない。
「ああーラリイ♥貴方の人生を狂わせるものがいたら!
私が絶対に滅してやりますからね!♥だから、悪いことをするような子に
なったらいけませんよ!♥ね?ラリイ♥♥♥」
「きゃっきゃ♪」
フェニックスはラリイと自分の頬をスリスリし、ラリイを可愛がる。
フェニックスは思った。当面の心配は、やっぱり、ラリイが
成長し、反抗期なるものを迎えた時だろうと。
その時の対応次第で、ラリイの人生が左右されるのではとも、考えた。
「ラリイが、その頃を迎えるまでに、私も親として、しっかり成長しなくてはですね。
ラリイの信頼をしっかり得れるようにしなければ・・・」
フェニックスはラリイを見て、親として自分も成長しなくてはと、
決意を固めた。
フェニックスの思いに答えるように、ラリイはそれから、ぐんぐんと成長していく。
魔法でも剣術でも、ラリイは、いい結果を出していくようになる。
性格の面でも、何にも問題がないように見えた。
フェニックスは、穏やかにラリイの成長を見守り続ける。
リヴァイアサンも、人間界に戻り、フレン達に古代神兵器を
封印出来たことを話したようだ。
ラムウも、人間の手に古代神兵器が渡らずに済んだ事を安堵し、
オーディンはいつもの感じで、幻獣界の安全を守る。
フェニックスは、バハムートと一緒に政務室でいつもと変わらずに
書類の仕事などをしていた。
「それにしても、今回は古代神兵器は、1体しか見つからなかったが、
他にもありそうだよな・・・」
「そう・・・ですね。あの古代神兵器は、何も言わずに沈黙してしまいましたが、
可能性としては、有り得ますね。」
バハムートの発言に、フェニックスは不吉なものを感じながらも、
否定出来ずにいた。
「今回は、あの古代神兵器は、理解がある奴だったから良かったが。
今後、見つかる古代神兵器が、人間を恨んでる奴とかだったら、面倒なことになるな。
言っていたんだろう?テュポーン達が?」
「ええ。遥か昔の人間達によって、古代神兵器は破壊されたり、
騙されて封印されたと。」
「ふぅ・・・何千年近く経とうとも、人間達は愚かな事を繰り返すな。
自分達で作り上げておいて、最後がそれとはな・・・」
「本当ですね・・・」
バハムートの言葉に、フェニックスも同意するしかない。
作り出したはいいが、結局は手に負えず、酷い形で、古代神兵器達を処理したようだ。
どんな状況だったのかは、フェニックス達も実際に見たわけではないが、大体は想像がつく。
「今後の事も考えて、ラムウに古代神兵器の事も研究して貰った方がいいかもな。」
「それは良い考えだと思います。他の古代神兵器と、今後、最悪戦うことになったら、
今の我々であっても難しいかと思いますで。」
「だな。その辺も、今度の会議で決めよう。」
「はい。」
フェニックスとバハムートは、そんな諸々の話をしながら、今日の仕事を終えた。
仕事が終わったフェニックスは、すぐに屋敷に帰る。
「ラリイ!ただいまー♥♥♥私が帰りましたよ♥♥♥」
フェニックスは、一目散に息子ラリイを見つけ、抱きしめる。
「きゃうう!ふぇに!ふぇに♪」
「ラリイ、有難うございます。貴方のおかげで、すぐに古代神兵器の場所がわかり、
封印することが出来ました。これも、前世のラリイのおかげですが・・・
本当に有難う・・・ラリイ・・・」
フェニックスは感極まって、ラリイを強く抱きしめた。
ラリイは、苦しそうにしながらも、フェニックスの腕の中で、
もぞもぞと動いていた。
「ああ!いけない!私としたことが、ついラリイを!
ラリイ♥ごめんなさい♥さ!一緒に夕食にしましょうか?♥♥♥」
「あいあい♪」
「うふふ♪こういう対応をしてくれると、最近はますます、
私の言葉を理解して来てくれてる感じがしますね♥」
フェニックスは、日々のラリイの成長をこうして実感する。
それにしても、何故、古代神兵器はラリイの名前を出したのだろうか。
フェニックスには、それがどうしても気になっていた。
「過去の神々の中に、ラリイと言う名前の神が居たのでしょうか?
それとも・・・うーん。本当にわかりませんね。」
「あぅううーきゃう!」
「ラリイ・・・貴方が幸せで居てくれさえすれば、私はそれだけで、
私も幸せなのですが・・・どうか、いい子で育って下さいね?」
「ふぇに♪ふぇに♪」
ラリイは、無邪気にフェニックスに普段の通りに甘える。
こんなラリイの姿を見て、フェニックスはラリイが将来、悪の権化に
なるとは思えなかった。
ましてや古代神兵器を欲しがる姿など、想像も出来ない。
「ああーラリイ♥貴方の人生を狂わせるものがいたら!
私が絶対に滅してやりますからね!♥だから、悪いことをするような子に
なったらいけませんよ!♥ね?ラリイ♥♥♥」
「きゃっきゃ♪」
フェニックスはラリイと自分の頬をスリスリし、ラリイを可愛がる。
フェニックスは思った。当面の心配は、やっぱり、ラリイが
成長し、反抗期なるものを迎えた時だろうと。
その時の対応次第で、ラリイの人生が左右されるのではとも、考えた。
「ラリイが、その頃を迎えるまでに、私も親として、しっかり成長しなくてはですね。
ラリイの信頼をしっかり得れるようにしなければ・・・」
フェニックスはラリイを見て、親として自分も成長しなくてはと、
決意を固めた。
フェニックスの思いに答えるように、ラリイはそれから、ぐんぐんと成長していく。
魔法でも剣術でも、ラリイは、いい結果を出していくようになる。
性格の面でも、何にも問題がないように見えた。
フェニックスは、穏やかにラリイの成長を見守り続ける。