第57話 触れたくて
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
朝食を食べ終わると、きり丸はうどん屋のバイトに行くと言って出た。
昼食はまかないが出るので、夕方に帰ると言い残して。
予想外にバイトを押し付けられることがなさそうで驚いた。
今日も昨日と同じように色々手伝わされると思っていたのに、それがなくなり私は逆に焦った。
たまみと急に二人にされて、何をして過ごそうかと。
「きりちゃん、何でバイト一緒に誘ってくれなかったんでしょう…?」
「うーん…何かよからぬバイトでもしてるんじゃないだろうな…。」
「危ないこととかですか…!?」
「いや…いつも口を酸っぱくして注意しているからそんなことはないか。もしかするとたまみを休ませてあげようとかそういうことかもしれないし。」
「でも、きりちゃんが一生懸命働いてるんだから私だけ休むなんて…何かやることとかありますか?」
「そうだなぁ…」
何かすべきことはあったかと周りを見渡すと、机の上に書き置きが残されているのに気がついた。
手に取ると、それはきり丸の文字。
「………あいつ。」
「どうしました?」
私は少し躊躇ってから、その書き置きをたまみに渡した。
「これは…?」
「きり丸が置いていったんだ。」
「『土井先生へ 今日はたまみさんをデートに連れてってください。明日はちゃんと今日の分までバイトをしてもらいますので、気にしないでください。』…?!」
「…まったく、余計なことを…。」
私はため息をついて頭をかいた。
いらぬお世話だ。
…しかし、たまみを中々連れ出してやれていないのもまた事実だった。
日々仕事に忙殺されるなかで、忍術学園の外の世界をあまり見せてやることもできていない。
…このさい、きり丸に甘えて、今日という一日をたまみの為に使おうか。
私はそう決めてたまみに尋ねてみた。
「たまみはどこか行きたいところはあるかい?」
彼女は少し考えてからワクワクした顔で言った。
「海が見たいです…!」
「海?」
「はい!」
「よし、今日は天気もいいし…ちょっと歩くけど行ってみようか。」
たまみが見るからに喜んで「すぐにおにぎり作ります!」と動き出した。
そんな姿に私も嬉しくなりながら、何を持っていこうか思案した。
昼食はまかないが出るので、夕方に帰ると言い残して。
予想外にバイトを押し付けられることがなさそうで驚いた。
今日も昨日と同じように色々手伝わされると思っていたのに、それがなくなり私は逆に焦った。
たまみと急に二人にされて、何をして過ごそうかと。
「きりちゃん、何でバイト一緒に誘ってくれなかったんでしょう…?」
「うーん…何かよからぬバイトでもしてるんじゃないだろうな…。」
「危ないこととかですか…!?」
「いや…いつも口を酸っぱくして注意しているからそんなことはないか。もしかするとたまみを休ませてあげようとかそういうことかもしれないし。」
「でも、きりちゃんが一生懸命働いてるんだから私だけ休むなんて…何かやることとかありますか?」
「そうだなぁ…」
何かすべきことはあったかと周りを見渡すと、机の上に書き置きが残されているのに気がついた。
手に取ると、それはきり丸の文字。
「………あいつ。」
「どうしました?」
私は少し躊躇ってから、その書き置きをたまみに渡した。
「これは…?」
「きり丸が置いていったんだ。」
「『土井先生へ 今日はたまみさんをデートに連れてってください。明日はちゃんと今日の分までバイトをしてもらいますので、気にしないでください。』…?!」
「…まったく、余計なことを…。」
私はため息をついて頭をかいた。
いらぬお世話だ。
…しかし、たまみを中々連れ出してやれていないのもまた事実だった。
日々仕事に忙殺されるなかで、忍術学園の外の世界をあまり見せてやることもできていない。
…このさい、きり丸に甘えて、今日という一日をたまみの為に使おうか。
私はそう決めてたまみに尋ねてみた。
「たまみはどこか行きたいところはあるかい?」
彼女は少し考えてからワクワクした顔で言った。
「海が見たいです…!」
「海?」
「はい!」
「よし、今日は天気もいいし…ちょっと歩くけど行ってみようか。」
たまみが見るからに喜んで「すぐにおにぎり作ります!」と動き出した。
そんな姿に私も嬉しくなりながら、何を持っていこうか思案した。