第55話 紫陽花とかたつむり
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(おまけ)
そのまま、風呂の入り口で人が来ないか見張りをして待った。
うちの生徒は優しい良い子達だなぁと嬉しく思いながら雨が地面に落ちていくのを眺める。
暫くすると、乱太郎、きり丸、しんべヱが風呂から出てきた。
「土井先生、お先でした!もうすぐみんなも出てきますよ。」
「そうか。温まったか?」
「はい!」
「土井先生も一緒に入ればよかったのに~」
「は、入れるわけないだろう!」
「しんべヱ、土井先生は夜中にたまみさんと二人で入ってるから、俺達のいるときに入らなくてもいいんだよ。」
「んなっ…!?きり丸、それはどこから聞いた?」
「六年生の先輩方が話しているのがちらっと聞こえました。」
「!!…それは、誤解だ。誤解なんだ。」
「「「へぇ~。」」」
「…なんだ、その目は。」
「いーえ、別に~。僕達、口は固いから他のみんなに言いふらしたりはしないですよぉ。」
「……………」
ちゃりん。
「あひゃひゃ、もうすっかり忘れましたぁ!!何のことだかさっぱりぃ!」
「乱太郎、しんべヱ。いいか、これは誤解なんだ。だがな、こんな話が広まったらまたたまみさんも困るだろ?だから…な、今度団子奢ってやるから。」
「「わ、わかりました…。」」
二人は苦笑いして頷いた。
…全くの誤解とも言いきれずうまく説明できる言葉も見つからなかったので、結局ごまかしてしまった。
私はため息をついて前に踏み出した。
雨の中に立ち、空を見上げる。
…少しでも、顔の熱が冷めるように。
そのまま、風呂の入り口で人が来ないか見張りをして待った。
うちの生徒は優しい良い子達だなぁと嬉しく思いながら雨が地面に落ちていくのを眺める。
暫くすると、乱太郎、きり丸、しんべヱが風呂から出てきた。
「土井先生、お先でした!もうすぐみんなも出てきますよ。」
「そうか。温まったか?」
「はい!」
「土井先生も一緒に入ればよかったのに~」
「は、入れるわけないだろう!」
「しんべヱ、土井先生は夜中にたまみさんと二人で入ってるから、俺達のいるときに入らなくてもいいんだよ。」
「んなっ…!?きり丸、それはどこから聞いた?」
「六年生の先輩方が話しているのがちらっと聞こえました。」
「!!…それは、誤解だ。誤解なんだ。」
「「「へぇ~。」」」
「…なんだ、その目は。」
「いーえ、別に~。僕達、口は固いから他のみんなに言いふらしたりはしないですよぉ。」
「……………」
ちゃりん。
「あひゃひゃ、もうすっかり忘れましたぁ!!何のことだかさっぱりぃ!」
「乱太郎、しんべヱ。いいか、これは誤解なんだ。だがな、こんな話が広まったらまたたまみさんも困るだろ?だから…な、今度団子奢ってやるから。」
「「わ、わかりました…。」」
二人は苦笑いして頷いた。
…全くの誤解とも言いきれずうまく説明できる言葉も見つからなかったので、結局ごまかしてしまった。
私はため息をついて前に踏み出した。
雨の中に立ち、空を見上げる。
…少しでも、顔の熱が冷めるように。