第52話 団子とやきもち
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私は土井先生と共にアルバイトにきたことを後悔した。
休日、補習が終わってから土井先生ときり丸くんと例の団子屋さんに来た。
団子屋さんは大盛況で、ご主人に「よくきてくれた!助かるよ!」と言われ、すぐに前掛けをつけて店頭に出た。
注文を聞き、注文の品を出したり、食べ終わったお皿をさげたり、お茶のおかわりをしたり、お会計をしたり。
いつもより座席の数も多くて目を配るのが大変だった。
土井先生はさすが一年は組をいつも見ているだけあって、お客さんの全体的な様子をちゃんと把握して必要なところにすぐにフォローに行ってくれる。
それはとてもありがたかった。
けれど……
「あの、お兄さん、お名前は…?」
「決めた相手はいらっしゃるのですか?」
女性客に次から次へと声をかけられている。
今日はいつもより若い女性が多くて、その人達が土井先生を見て頬を染めきゃっきゃ言っている。
土井先生は気づいているのかいないのか、接客の度に話しかけられ困ったように笑ってごまかしている。
仕事をしながらも、つい気になって見てしまう。
「あの、また来ても…いいですか?」
若くて可愛らしい女性が恥ずかしそうに土井先生に聞くと、土井先生はにっこり笑って
「はい、またいらしてください。」
なんて言っている。
そのときの女性の嬉しそうな顔といったら。
土井先生、それは「貴方に会いに来てもいいですか?」って聞いてるんですよ…!
鈍いにも程があります!
ああ、私の知らないところでくのたまともこんなやりとりをしているのかしら。
そんな優しい笑顔、誰にでもふりまかないでください…!
心のなかでイライラとする気持ちをぐっと堪えて、できるだけ平静を装い笑顔で接客するように心がけた。
休日、補習が終わってから土井先生ときり丸くんと例の団子屋さんに来た。
団子屋さんは大盛況で、ご主人に「よくきてくれた!助かるよ!」と言われ、すぐに前掛けをつけて店頭に出た。
注文を聞き、注文の品を出したり、食べ終わったお皿をさげたり、お茶のおかわりをしたり、お会計をしたり。
いつもより座席の数も多くて目を配るのが大変だった。
土井先生はさすが一年は組をいつも見ているだけあって、お客さんの全体的な様子をちゃんと把握して必要なところにすぐにフォローに行ってくれる。
それはとてもありがたかった。
けれど……
「あの、お兄さん、お名前は…?」
「決めた相手はいらっしゃるのですか?」
女性客に次から次へと声をかけられている。
今日はいつもより若い女性が多くて、その人達が土井先生を見て頬を染めきゃっきゃ言っている。
土井先生は気づいているのかいないのか、接客の度に話しかけられ困ったように笑ってごまかしている。
仕事をしながらも、つい気になって見てしまう。
「あの、また来ても…いいですか?」
若くて可愛らしい女性が恥ずかしそうに土井先生に聞くと、土井先生はにっこり笑って
「はい、またいらしてください。」
なんて言っている。
そのときの女性の嬉しそうな顔といったら。
土井先生、それは「貴方に会いに来てもいいですか?」って聞いてるんですよ…!
鈍いにも程があります!
ああ、私の知らないところでくのたまともこんなやりとりをしているのかしら。
そんな優しい笑顔、誰にでもふりまかないでください…!
心のなかでイライラとする気持ちをぐっと堪えて、できるだけ平静を装い笑顔で接客するように心がけた。