第108話 たけのこ
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痛む背中を無視しながら、ひたすら早足で歩き続けた。
そして、やっともうすぐ家に着くというとき…。
「?」
なんだか聞きなれた笑い声が聞こえてきた。
ひょいと覗くとそこには…。
「あれ…みんな!?」
なんと一年は組のみんなが、山田先生と土井先生と一緒に楽しそうにどぶ掃除している。
「しんべヱくんちに行ったんじゃ…」
驚いて眺めていると、一番近くにいたきりちゃんが私に気づいて教えてくれた。
「庄左ヱ門が今日どぶ掃除の日だって教えてくれて、急遽一年は組全員でこっちに来ることになったんです。」
「堺に行くんじゃなかったの?」
「しんべヱのパパさんに相談して予定を変えてもらいました。」
そうだったんだ。
そこまでしてみんなで休日に土井先生のお手伝いをしようとか…みんな本当に優しい。
そして土井先生は本当に愛されてる…。
感涙しそうなとき、私に気づいた土井先生がびっくりして手を止めた。
「たまみ!?どうしてここに?」
「あ、えっと…その、どぶ掃除はできなくても、ご近所さんにたけのこをお裾分けしたいなぁと思いまして…。」
「たけのこ?」
「はい、いつも野菜を運んでくれる農家の方が、今朝たくさんたけのこを採れたからと持ってきてくださったんです。すごくたくさんくれたので、お鍋であく抜きするだけでも大変だから少し持っていってもいいと言ってくれて…。」
背負っている荷物を見せると、土井先生がそれをサッと持ち上げてくれた
「こんな重いものを持ってここまで…また腰を痛めたらどうす」
「わーいたけのこだぁーっ!」
怒りかけた土井先生を遮って、しんべヱくんがキラキラした目で風呂敷からはみ出しているたけのこを見あげた。
「お裾分けして残ったたけのこはどんな料理にするんですかー!?」
「あはは、じゃあ…みんなでたけのこご飯食べよっか。」
「「「「「わーい!!!」」」」」」
一年は組のみんなが嬉しそうに笑顔を見せた。
その笑顔だけで、本当に癒される。
みんなを見渡すと、その近くで隣のおばちゃんもうんうんとにこやかに頷いていた。
「隣のおばちゃん、いつもお世話になっているお礼です。頂きものですが、おばちゃんもどうぞ召し上がってください。」
隣のおばちゃんにたけのこを渡そうとすると、おばちゃんは首を振って受け取ろうとしなかった。
「私はいいからこの子達に食べさせておあげ。」
「えっ、じゃあ、一緒にたけのこご飯食べませんか?」
「あら、そういうことなら遠慮なく。」
「あ、大家さんもこんにちは。よければたけのこご飯、一緒にどうですか?」
「おや、いいのかい?ではお言葉に甘えて…」
そうして私は、ご近所さんにたけのこを配ったあと、大量のたけのこご飯を作ることになったのだった。
そして、やっともうすぐ家に着くというとき…。
「?」
なんだか聞きなれた笑い声が聞こえてきた。
ひょいと覗くとそこには…。
「あれ…みんな!?」
なんと一年は組のみんなが、山田先生と土井先生と一緒に楽しそうにどぶ掃除している。
「しんべヱくんちに行ったんじゃ…」
驚いて眺めていると、一番近くにいたきりちゃんが私に気づいて教えてくれた。
「庄左ヱ門が今日どぶ掃除の日だって教えてくれて、急遽一年は組全員でこっちに来ることになったんです。」
「堺に行くんじゃなかったの?」
「しんべヱのパパさんに相談して予定を変えてもらいました。」
そうだったんだ。
そこまでしてみんなで休日に土井先生のお手伝いをしようとか…みんな本当に優しい。
そして土井先生は本当に愛されてる…。
感涙しそうなとき、私に気づいた土井先生がびっくりして手を止めた。
「たまみ!?どうしてここに?」
「あ、えっと…その、どぶ掃除はできなくても、ご近所さんにたけのこをお裾分けしたいなぁと思いまして…。」
「たけのこ?」
「はい、いつも野菜を運んでくれる農家の方が、今朝たくさんたけのこを採れたからと持ってきてくださったんです。すごくたくさんくれたので、お鍋であく抜きするだけでも大変だから少し持っていってもいいと言ってくれて…。」
背負っている荷物を見せると、土井先生がそれをサッと持ち上げてくれた
「こんな重いものを持ってここまで…また腰を痛めたらどうす」
「わーいたけのこだぁーっ!」
怒りかけた土井先生を遮って、しんべヱくんがキラキラした目で風呂敷からはみ出しているたけのこを見あげた。
「お裾分けして残ったたけのこはどんな料理にするんですかー!?」
「あはは、じゃあ…みんなでたけのこご飯食べよっか。」
「「「「「わーい!!!」」」」」」
一年は組のみんなが嬉しそうに笑顔を見せた。
その笑顔だけで、本当に癒される。
みんなを見渡すと、その近くで隣のおばちゃんもうんうんとにこやかに頷いていた。
「隣のおばちゃん、いつもお世話になっているお礼です。頂きものですが、おばちゃんもどうぞ召し上がってください。」
隣のおばちゃんにたけのこを渡そうとすると、おばちゃんは首を振って受け取ろうとしなかった。
「私はいいからこの子達に食べさせておあげ。」
「えっ、じゃあ、一緒にたけのこご飯食べませんか?」
「あら、そういうことなら遠慮なく。」
「あ、大家さんもこんにちは。よければたけのこご飯、一緒にどうですか?」
「おや、いいのかい?ではお言葉に甘えて…」
そうして私は、ご近所さんにたけのこを配ったあと、大量のたけのこご飯を作ることになったのだった。