第107話 湿布
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「んッ、…!」
「………」
「ぅ…ッ…!」
「……………。」
あまりの可愛い声に息を飲んだ。
私の指の動きに合わせて可愛く小さく喘ぐ声…気持ち良さそうな声。
もっと聞きたくてたまみが反応する箇所を丁寧に押していく。
「んんっ、すご…ぃ…っ!」
ごくり
甘く誘うようなその声に、思わず身体が反応してしまった。
いかん…
いかんいかん!
ここは医務室だ。
こちらが見えないようについたては立てたものの、いつ誰が来るともしれない。
なのに私は一体何を考えて………
「あ、っ…それ、気持ちい……っ!」
「…………」
わざとじゃないだろうな…。
イイと言われたところを親指でグリグリと押してみる。
「うぅ………」
「……。」
誘うかのような甘い声に唇をかんだ。
このまま自室に連れていくか…!?
頭のなかではそんなことをぐるぐると考えながらも、手は休むことなく動かした。
「んっ」とか「あっ」とか可愛い声が、私の理性をぐらつかせていく。
「もっと、下も…」
「…ここ?」
「もう少し下…」
尾てい骨の周りも痛いようで、その周辺も押してほぐしてみる。
「このへん?」
「もうちょっと下…」
言葉に従い手を動かしていく。
「…………」
…これって、腰というかお尻………
指で押すと痛がったので、手のひら全体でぐっと押さえてみた。
「気持ちい…」
「………。」
私も気持ちいい。
気づけば、丸く柔らかいお尻をつかむように撫で回していた。
布越しでも分かるむちむちとした感触が…
「…せんせ、えっち…。」
「!!!!」
ハッと我に返り、慌ててごまかすように腰骨周辺をぐっと押した。
「す、すまない…つい…!」
「ん…」
たまみは心地よさそうに微笑んで目を閉じていた。
よかった、怒っているわけではなさそうだ…。
いやらしい男だと思われたかと焦ってしまった。
気を引き締め直して、さらに背中全体を丁寧に揉みほぐす。
「ん……そこ気持ちいいです………」
だから…!
そんな声を出されると…!
可愛い声にあてられ、私は大きく息を吐いた。
「…たまみ……」
「…?」
「…私の指、そんなに気持ちいい?」
「はい、すごく、気持ちい…です。」
ぐっ
思わず手に力が入った。
可愛すぎる嬌声(にしか聞こえない…!)に、あらぬ欲望がどんどん膨らんでいく。
ここは家じゃないのだから…!
忍術学園の、あろうことか医務室なんだぞ…!
そんな私の葛藤をよそに、たまみは心地よさそうにウトウトしだしたようだった。
目を閉じ、徐々に反応が鈍くなってくる。
「…こ、このくらいにしておこうか。」
何とか自制して身を離した。
落ち着こうと呼吸を整えようとした、そのとき。
「もっと…」
!?
甘い声。
どぎまぎしながら周りに気配がないか再確認する。
「も…もっと、って…?」
「もっと、気持ちよく…してください…」
「…っ」
もはや本当に誘われているのではないか。
蠱惑的すぎるおねだりに、動悸がはやくなる。
いかんいかん…!
目の前にいるのはぎっくり腰寸前の半病人で、自分は医療的行為をしているわけで…!
私は自分の額に手を当て大きくため息をついた。
「…と、とりあえず、薬を塗ろうか。」
落ち着け。
ここは医務室で彼女は背中を痛めている。
邪な気持ちを振り払い、私は近くに置かれていた薬に目を向けた。
たしか、ある程度揉んで血行を促してから薬を塗り、馴染むようにまた揉みこんで布を当て包帯を巻く…という話だったな。
「背中が見えるようにして、またうつ伏せに寝てくれるかい。」
「…はぃ…」
彼女は目を閉じたままこくりと頷いた。
私はくるりと顔を背け、彼女が用意できるまで見ないようにした。
やがて「いいですよ」という声がして振り向くと…
「!!」
たまみが上半身に何も纏わずうつ伏せに寝ていた。
白い背中が…細い腰が見えドキリとする。
いやいや、見えるようにしてとは言ったが、忍装束の背中側をまくり上げるだけでなく脱いでしまうとは…!!
「…ぬ、脱がなくても…」
「だって、肩も痛いから…」
「……そ、そお…か。」
たしかに脱いでしまった方が塗りやすいけど…。
しかし、これは…!
滑らかな背中。
明るい日のもとで彼女の裸体をじっくり見ることはあまりなくて。
白く綺麗な肌。
滑らかな曲線。
それは、ひどく扇情的で…。
そっと指で触れると温かく柔らかで…。
目が、離せなくなった。
しかもよく見ると、腰の下の方まで痛がっていたからか袴も下げられていて…。
お尻がもう見えそうな際どいところまで下げられている。
「……たまみ……」
堪えきれず、その白い背にゆっくりと口づけた。
柔らかい肌に指を這わせ、肩から腰にかけて慈しむように唇を押し当てる。
「あっ…、…ど、い…せんせ…!?」
「じっとして…」
「やぁ…くすぐったい…!」
微かに身悶えたたまみが可愛らしくてクスリと笑った。
そしてふと目線をずらした瞬間。
!!
柔らかそうな胸が、うつ伏せの為に押し潰されているのが横から少し見えた。
「………っ」
背中に触れていた指が、無意識に脇腹へと滑り落ちた。
そしてそのまま、ふにゅんと潰されて見える柔らかそうな膨らみに指が触れようとした、その瞬間。
がらり
「!!!!!」
医務室の戸が開けられた。
反射的にたまみの上に布団を被せて隠す。
「おや、誰かいるのですか?」
新野先生…!!
「あ、はい!ちょっとたまみさんが肩と背中と腰が痛いようで…」
自分の声がうわずっていないかドキドキしながら、たまみが見えないように自分だけついたての外に出た。
「さっき伊作が診てくれて、薬をもらったのでちょうど今塗ろうと…。」
「土井先生が?」
「はい、たまたま胃薬をもらいに来て居合わせたんです。」
「そうでしたか…伊作くんは?」
「倉庫に包帯の在庫を確認しに行くと言ってましたが…。」
「ふーむ、なるほど…。」
うまくごまかせただろうか。
…って、いや、全て真実でごまかしているわけでもないのだが。
医務室でいかがわしいことをしかけていた後ろめたさから、何だかぎこちなくなってしまった。
「肩から腰まで湿布をするなら、包帯を巻くのもひと手間でしょう。私も手伝い…」
「いえ!大丈夫です!」
他の男にたまみの肌を見せるわけにはいかない…!
そんな気持ちが勝り、食い気味に言いきってしまった。
新野先生はキョトンとしたあと穏やかに笑った。
「では、よろしくお願いしますね。何かお困りのことがあればまた言ってください。私は伊作くんを手伝いに行ってきます。」
そう言うと新野先生は静かに医務室を出た。
ふー、と大きく息を吐くと、ついたての向こうからたまみの笑い声が聞こえてきた。
「土井先生は、お医者様にもやきもちをやくんですね?」
からかうような声についたての向こうを覗くと、たまみが上半身だけ起こして布団で体を隠していた。
「…きみの肌を見て触れていいのは私だけだ。」
たまみの額をトンと押す。
「だから、医者に診て貰わなくていいように、ずっと元気でいてくれ。」
倒れた彼女をうつ伏せにさせて布団を剥ぐ。
さっきの続きをしたい気持ちをぐっとこらえた。
そしてそのまま、肩から腰にかけて痛む箇所に薬を塗っていく。
たまみにも手伝ってもらいながら、極力身体を見ないように包帯をくるくると巻いた。
たまたま私が来たからよかったものの、来なければ伊作や新野先生がこの作業をしていたのか…。
「医務室に立ち寄ってよかったよ。」
つい口をついて出た本音に、たまみはまた楽しそうにコロコロと笑っていた。
「………」
「ぅ…ッ…!」
「……………。」
あまりの可愛い声に息を飲んだ。
私の指の動きに合わせて可愛く小さく喘ぐ声…気持ち良さそうな声。
もっと聞きたくてたまみが反応する箇所を丁寧に押していく。
「んんっ、すご…ぃ…っ!」
ごくり
甘く誘うようなその声に、思わず身体が反応してしまった。
いかん…
いかんいかん!
ここは医務室だ。
こちらが見えないようについたては立てたものの、いつ誰が来るともしれない。
なのに私は一体何を考えて………
「あ、っ…それ、気持ちい……っ!」
「…………」
わざとじゃないだろうな…。
イイと言われたところを親指でグリグリと押してみる。
「うぅ………」
「……。」
誘うかのような甘い声に唇をかんだ。
このまま自室に連れていくか…!?
頭のなかではそんなことをぐるぐると考えながらも、手は休むことなく動かした。
「んっ」とか「あっ」とか可愛い声が、私の理性をぐらつかせていく。
「もっと、下も…」
「…ここ?」
「もう少し下…」
尾てい骨の周りも痛いようで、その周辺も押してほぐしてみる。
「このへん?」
「もうちょっと下…」
言葉に従い手を動かしていく。
「…………」
…これって、腰というかお尻………
指で押すと痛がったので、手のひら全体でぐっと押さえてみた。
「気持ちい…」
「………。」
私も気持ちいい。
気づけば、丸く柔らかいお尻をつかむように撫で回していた。
布越しでも分かるむちむちとした感触が…
「…せんせ、えっち…。」
「!!!!」
ハッと我に返り、慌ててごまかすように腰骨周辺をぐっと押した。
「す、すまない…つい…!」
「ん…」
たまみは心地よさそうに微笑んで目を閉じていた。
よかった、怒っているわけではなさそうだ…。
いやらしい男だと思われたかと焦ってしまった。
気を引き締め直して、さらに背中全体を丁寧に揉みほぐす。
「ん……そこ気持ちいいです………」
だから…!
そんな声を出されると…!
可愛い声にあてられ、私は大きく息を吐いた。
「…たまみ……」
「…?」
「…私の指、そんなに気持ちいい?」
「はい、すごく、気持ちい…です。」
ぐっ
思わず手に力が入った。
可愛すぎる嬌声(にしか聞こえない…!)に、あらぬ欲望がどんどん膨らんでいく。
ここは家じゃないのだから…!
忍術学園の、あろうことか医務室なんだぞ…!
そんな私の葛藤をよそに、たまみは心地よさそうにウトウトしだしたようだった。
目を閉じ、徐々に反応が鈍くなってくる。
「…こ、このくらいにしておこうか。」
何とか自制して身を離した。
落ち着こうと呼吸を整えようとした、そのとき。
「もっと…」
!?
甘い声。
どぎまぎしながら周りに気配がないか再確認する。
「も…もっと、って…?」
「もっと、気持ちよく…してください…」
「…っ」
もはや本当に誘われているのではないか。
蠱惑的すぎるおねだりに、動悸がはやくなる。
いかんいかん…!
目の前にいるのはぎっくり腰寸前の半病人で、自分は医療的行為をしているわけで…!
私は自分の額に手を当て大きくため息をついた。
「…と、とりあえず、薬を塗ろうか。」
落ち着け。
ここは医務室で彼女は背中を痛めている。
邪な気持ちを振り払い、私は近くに置かれていた薬に目を向けた。
たしか、ある程度揉んで血行を促してから薬を塗り、馴染むようにまた揉みこんで布を当て包帯を巻く…という話だったな。
「背中が見えるようにして、またうつ伏せに寝てくれるかい。」
「…はぃ…」
彼女は目を閉じたままこくりと頷いた。
私はくるりと顔を背け、彼女が用意できるまで見ないようにした。
やがて「いいですよ」という声がして振り向くと…
「!!」
たまみが上半身に何も纏わずうつ伏せに寝ていた。
白い背中が…細い腰が見えドキリとする。
いやいや、見えるようにしてとは言ったが、忍装束の背中側をまくり上げるだけでなく脱いでしまうとは…!!
「…ぬ、脱がなくても…」
「だって、肩も痛いから…」
「……そ、そお…か。」
たしかに脱いでしまった方が塗りやすいけど…。
しかし、これは…!
滑らかな背中。
明るい日のもとで彼女の裸体をじっくり見ることはあまりなくて。
白く綺麗な肌。
滑らかな曲線。
それは、ひどく扇情的で…。
そっと指で触れると温かく柔らかで…。
目が、離せなくなった。
しかもよく見ると、腰の下の方まで痛がっていたからか袴も下げられていて…。
お尻がもう見えそうな際どいところまで下げられている。
「……たまみ……」
堪えきれず、その白い背にゆっくりと口づけた。
柔らかい肌に指を這わせ、肩から腰にかけて慈しむように唇を押し当てる。
「あっ…、…ど、い…せんせ…!?」
「じっとして…」
「やぁ…くすぐったい…!」
微かに身悶えたたまみが可愛らしくてクスリと笑った。
そしてふと目線をずらした瞬間。
!!
柔らかそうな胸が、うつ伏せの為に押し潰されているのが横から少し見えた。
「………っ」
背中に触れていた指が、無意識に脇腹へと滑り落ちた。
そしてそのまま、ふにゅんと潰されて見える柔らかそうな膨らみに指が触れようとした、その瞬間。
がらり
「!!!!!」
医務室の戸が開けられた。
反射的にたまみの上に布団を被せて隠す。
「おや、誰かいるのですか?」
新野先生…!!
「あ、はい!ちょっとたまみさんが肩と背中と腰が痛いようで…」
自分の声がうわずっていないかドキドキしながら、たまみが見えないように自分だけついたての外に出た。
「さっき伊作が診てくれて、薬をもらったのでちょうど今塗ろうと…。」
「土井先生が?」
「はい、たまたま胃薬をもらいに来て居合わせたんです。」
「そうでしたか…伊作くんは?」
「倉庫に包帯の在庫を確認しに行くと言ってましたが…。」
「ふーむ、なるほど…。」
うまくごまかせただろうか。
…って、いや、全て真実でごまかしているわけでもないのだが。
医務室でいかがわしいことをしかけていた後ろめたさから、何だかぎこちなくなってしまった。
「肩から腰まで湿布をするなら、包帯を巻くのもひと手間でしょう。私も手伝い…」
「いえ!大丈夫です!」
他の男にたまみの肌を見せるわけにはいかない…!
そんな気持ちが勝り、食い気味に言いきってしまった。
新野先生はキョトンとしたあと穏やかに笑った。
「では、よろしくお願いしますね。何かお困りのことがあればまた言ってください。私は伊作くんを手伝いに行ってきます。」
そう言うと新野先生は静かに医務室を出た。
ふー、と大きく息を吐くと、ついたての向こうからたまみの笑い声が聞こえてきた。
「土井先生は、お医者様にもやきもちをやくんですね?」
からかうような声についたての向こうを覗くと、たまみが上半身だけ起こして布団で体を隠していた。
「…きみの肌を見て触れていいのは私だけだ。」
たまみの額をトンと押す。
「だから、医者に診て貰わなくていいように、ずっと元気でいてくれ。」
倒れた彼女をうつ伏せにさせて布団を剥ぐ。
さっきの続きをしたい気持ちをぐっとこらえた。
そしてそのまま、肩から腰にかけて痛む箇所に薬を塗っていく。
たまみにも手伝ってもらいながら、極力身体を見ないように包帯をくるくると巻いた。
たまたま私が来たからよかったものの、来なければ伊作や新野先生がこの作業をしていたのか…。
「医務室に立ち寄ってよかったよ。」
つい口をついて出た本音に、たまみはまた楽しそうにコロコロと笑っていた。