第106話 これからは
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その夜。
きり丸が眠ったのを見計らってたまみに声をかけた。
「たまみ……まだ、「今日」は終わってないよ。」
「え…?」
「ほら、おいで。」
眠そうに目を擦る彼女を横抱きに抱え、外に出た。
まだ夜は冷え、肌寒い空気が頬に当たる。
彼女を抱えたまま屋根に跳び、寒くないよう抱きしめた。
「…ん……綺麗…!」
見上げると満天の星空。
たまみは目もさめたようでうっとりと夜空を見上げていた。
「素敵…」
気のきいたものはあげられないけど……昼間の花も、この夜空の星も、きみに見せたいと…捧げたいと思ったんだ。
きみが欲しいと言うのなら、1日だけなんかじゃなくてずっと…私の人生を、捧げたいと思う。
…なんて、重たいかな。
そんなキザな台詞が頭に浮かんだけれど、とても言葉にはできなくて。
温めあうように腕のなかでぎゅっと抱きしめながら、私達はじっと満天の夜空を見上げていた。
きり丸が眠ったのを見計らってたまみに声をかけた。
「たまみ……まだ、「今日」は終わってないよ。」
「え…?」
「ほら、おいで。」
眠そうに目を擦る彼女を横抱きに抱え、外に出た。
まだ夜は冷え、肌寒い空気が頬に当たる。
彼女を抱えたまま屋根に跳び、寒くないよう抱きしめた。
「…ん……綺麗…!」
見上げると満天の星空。
たまみは目もさめたようでうっとりと夜空を見上げていた。
「素敵…」
気のきいたものはあげられないけど……昼間の花も、この夜空の星も、きみに見せたいと…捧げたいと思ったんだ。
きみが欲しいと言うのなら、1日だけなんかじゃなくてずっと…私の人生を、捧げたいと思う。
…なんて、重たいかな。
そんなキザな台詞が頭に浮かんだけれど、とても言葉にはできなくて。
温めあうように腕のなかでぎゅっと抱きしめながら、私達はじっと満天の夜空を見上げていた。