(おまけ)

その夜。

「「「失礼しまーす！」」」

「乱太郎、きり丸、しんべヱ。どうしたんだ？」

「「「学園長先生に、職員室で寝るように言われてきました～。」」」

「学園長先生に？」

「山田先生が戻るまで土井先生と利吉さんと一緒に寝なさいって。」

「利吉さんもたまには賑やかな方がいいだろうって仰ってました！」

「いや、私はむしろ静かに眠れる方が…」

「そーかそーか！お前達ありがとう！利吉くん、せっかくの子ども達の好意だ。たまには皆で仲良く寝ようじゃないか。」

「…土井先生、やけに嬉しそうですね。」

「そりゃあこれで色々安心して眠れるからね。」

「安心って、土井先生なにかあったんすか？」

「お前達は気にしなくて大丈夫だ。さ、早く寝よう。」

「「「はーい！」」」

「…………。」

「たまみにも伝えてくるよ。いやーよかったよかった。」

こうして数日間、１年は組の良い子達が入れ替わり職員室に泊まりにきたのだった。