第45話 美人コンテスト
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「この娘だ!!」
「えっ?」
その場にいた全員が、声の聞こえてきた遠くの建物を見上げた。
そこには南蛮風の格好をした男性と、暗い色の忍装束を着て包帯を巻いた男性が立っていた。
「たっ、黄昏甚兵衛!!?」
仙子さんが驚きの表情で小さく言った。
たそがれじんべえ…?
有名な人なのか…かなり独特な風貌。
隣の包帯の忍者は忍術学園で見たことがある…あれは確か曲者の雑渡昆奈門さん…!
耳を澄ますとその二人が話す声がほんの微かに聞こえてきた。
「殿、声が大きすぎます。目星だけつけて後から連れてこようと思っていたのに…。」
「まどろっこしいのにも飽きた。このまま連れて帰るぞ。」
「はっ。」
二人がジロリとこちらを見た。
瞬間、いやな予感がして鳥肌がたつ。
仙子さん、もとい立花くんが、いつのまにか忍装束に着替えて私の横に立っていた。
「タソガレドキに目をつけられた…!たまみさん、逃げますよ。」
「えっ?」
立花くんが焙烙火矢を投げようとしたそのとき。
どこからか手裏剣が飛んできて、立花くんが苦無でそれを弾いた。
四方から暗い色の忍装束の忍者が飛びかかってきて、私は咄嗟に目を閉じた。
「!?」
と、次の瞬間。
ふわっとした感覚がして恐る恐る目を開けた。
気づけば食満くんが私を抱き抱えて跳んでいた。
「食満くん!?」
「敵の数が多い。このまま逃げます。」
私を抱えたまま走り出した彼に、何人もの忍者が足止めしようと襲いかかってくる。
一体どこにこれだけ隠れていたのだろうというほどの追っ手に、多勢に無勢だと思ったとき、横から潮江くんと七松くんが加勢してくれた。
「行け!」
「あとは任せろ!」
「すまん!」
食満くんが走る勢いを増したとき、突然横から声がした。
「逃がさんよ。」
食満くんの腕にぐっと力が入った。
「雑渡昆奈門…!」
食満くんは私を下ろして「逃げてください!」と言うや臨戦態勢をとった。
雑渡昆奈門は悠々と構えている。
私を抱えたままでは逃げることも戦うことも難しい相手だと、私でもすぐに分かった。
足手まといになってはいけない…!
何故か私が狙われている!?
なら、どこかに隠れて…!
私はあてもなく走り出した。
後ろから雑渡昆奈門と食満くんの声が聞こえる。
「危害を加えるつもりはない。彼女に少し用があるだけだ。」
「断る!」
「うーん、忍術学園と事は構えたくないのだが…殿のせいで計画も台無しだし…仕方ないな。」
ギンッと金属音がなって、二人の苦無が衝突した。
そのまま激しい攻防が続くのを、私は足を止めずに振り返りながら確認した。
早く…誰かに伝えなくちゃ…!
「んむっ!?」
突然、後ろから手と口を封じられ、縄で縛られた。
「たまみさんっ!!」
食満くんの声がして、再び激しく金属音が鳴り響いた。
一瞬で捕縛された私は抵抗などできるわけもなく。
どうすることもできないまま、まるで荷物のように担がれ運ばれていった。
「えっ?」
その場にいた全員が、声の聞こえてきた遠くの建物を見上げた。
そこには南蛮風の格好をした男性と、暗い色の忍装束を着て包帯を巻いた男性が立っていた。
「たっ、黄昏甚兵衛!!?」
仙子さんが驚きの表情で小さく言った。
たそがれじんべえ…?
有名な人なのか…かなり独特な風貌。
隣の包帯の忍者は忍術学園で見たことがある…あれは確か曲者の雑渡昆奈門さん…!
耳を澄ますとその二人が話す声がほんの微かに聞こえてきた。
「殿、声が大きすぎます。目星だけつけて後から連れてこようと思っていたのに…。」
「まどろっこしいのにも飽きた。このまま連れて帰るぞ。」
「はっ。」
二人がジロリとこちらを見た。
瞬間、いやな予感がして鳥肌がたつ。
仙子さん、もとい立花くんが、いつのまにか忍装束に着替えて私の横に立っていた。
「タソガレドキに目をつけられた…!たまみさん、逃げますよ。」
「えっ?」
立花くんが焙烙火矢を投げようとしたそのとき。
どこからか手裏剣が飛んできて、立花くんが苦無でそれを弾いた。
四方から暗い色の忍装束の忍者が飛びかかってきて、私は咄嗟に目を閉じた。
「!?」
と、次の瞬間。
ふわっとした感覚がして恐る恐る目を開けた。
気づけば食満くんが私を抱き抱えて跳んでいた。
「食満くん!?」
「敵の数が多い。このまま逃げます。」
私を抱えたまま走り出した彼に、何人もの忍者が足止めしようと襲いかかってくる。
一体どこにこれだけ隠れていたのだろうというほどの追っ手に、多勢に無勢だと思ったとき、横から潮江くんと七松くんが加勢してくれた。
「行け!」
「あとは任せろ!」
「すまん!」
食満くんが走る勢いを増したとき、突然横から声がした。
「逃がさんよ。」
食満くんの腕にぐっと力が入った。
「雑渡昆奈門…!」
食満くんは私を下ろして「逃げてください!」と言うや臨戦態勢をとった。
雑渡昆奈門は悠々と構えている。
私を抱えたままでは逃げることも戦うことも難しい相手だと、私でもすぐに分かった。
足手まといになってはいけない…!
何故か私が狙われている!?
なら、どこかに隠れて…!
私はあてもなく走り出した。
後ろから雑渡昆奈門と食満くんの声が聞こえる。
「危害を加えるつもりはない。彼女に少し用があるだけだ。」
「断る!」
「うーん、忍術学園と事は構えたくないのだが…殿のせいで計画も台無しだし…仕方ないな。」
ギンッと金属音がなって、二人の苦無が衝突した。
そのまま激しい攻防が続くのを、私は足を止めずに振り返りながら確認した。
早く…誰かに伝えなくちゃ…!
「んむっ!?」
突然、後ろから手と口を封じられ、縄で縛られた。
「たまみさんっ!!」
食満くんの声がして、再び激しく金属音が鳴り響いた。
一瞬で捕縛された私は抵抗などできるわけもなく。
どうすることもできないまま、まるで荷物のように担がれ運ばれていった。