第86話 バレンタイン
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最近食堂がくノたまちゃん達で賑わっている。
甘くて美味しそうな匂いがして、忍たまの子達がそわそわと様子を見に来る。
そう、もうすぐバレンタインデーが近づいていた。
しんべヱくんが教えてくれた南蛮の行事で、なんでも自分の好きな人や家族、お世話になった人にお菓子などの贈り物をする日なんだとか。
それを耳にしたくノたまちゃん達がお菓子作りの練習をしに日々やってくるようになった。
最初は華やかで微笑ましい光景だとのんびり眺めていた。
しかし。
あるとき気づいてしまった。
半助さんも、彼女達からお菓子を貰ったりするのだろうか…。
あんなに優しくて格好よくて知的で強くて頼もしくて生徒想いで真面目でときどき抜けてるところもあったりして可愛くて…あ、好きなところを言い出したら止まらないかも…な先生だから、きっと可愛い生徒達がお菓子をたくさん持ってくるに違いない…!!
実は前から好きでしたなんて言い出す子だっているかもしれない…!?
何だか急に不安になってきた。
半助さんの気持ちを疑う訳ではないのだけれど、そんな子がいるかもしれないと思うだけで焼きもちをやいてしまう自分がいた。
しかも、同じお菓子を渡すとかそんなことになったら嫌だなぁ…。
…よし。
敵を知り己を知れば百戦危うからずと聞いたことがある!
くノたまちゃん達がどんなものを作っているのかよく観察してみよう。
翌日。
楽しそうにお菓子を作っている彼女達。
食堂のお手伝いをしながらさりげなく会話に耳を傾けてみると…。
「ねぇ、こっちの葉っぱの方が効果あるんじゃない?」
ん?
「それは苦いから気づかれちゃうよ。これを沢山入れてみた方が…」
それって…何か食材ではないものを入れているような…。
「睡眠薬とか諸々…効き具合を試すこんないい機会!逃す手はないわよねー!」
彼女達の目が怪しく光った。
なんと…!
私が思っていた可愛らしい姿はそこになく、それはまさに男を騙そうとするくノ一の姿だった。
そうだ、ここは忍者を育てる忍術学園だった。
驚いていると、ふと何かが動いた気がして窓の外を見た。
あ…。
忍たま達が顔をひきつらせてくノたまちゃん達を眺めている。
そわそわと様子を見に来ているのだと思っていたけれど、どうやら怯えて様子を探りに来ているようだった。
………が、頑張れ男の子!
もしかしたらこの中に本命のお菓子を渡そうとしている子もいるかもしれないし!
私は心の中でエールを送りながら、食堂のお手伝いを続けた。
甘くて美味しそうな匂いがして、忍たまの子達がそわそわと様子を見に来る。
そう、もうすぐバレンタインデーが近づいていた。
しんべヱくんが教えてくれた南蛮の行事で、なんでも自分の好きな人や家族、お世話になった人にお菓子などの贈り物をする日なんだとか。
それを耳にしたくノたまちゃん達がお菓子作りの練習をしに日々やってくるようになった。
最初は華やかで微笑ましい光景だとのんびり眺めていた。
しかし。
あるとき気づいてしまった。
半助さんも、彼女達からお菓子を貰ったりするのだろうか…。
あんなに優しくて格好よくて知的で強くて頼もしくて生徒想いで真面目でときどき抜けてるところもあったりして可愛くて…あ、好きなところを言い出したら止まらないかも…な先生だから、きっと可愛い生徒達がお菓子をたくさん持ってくるに違いない…!!
実は前から好きでしたなんて言い出す子だっているかもしれない…!?
何だか急に不安になってきた。
半助さんの気持ちを疑う訳ではないのだけれど、そんな子がいるかもしれないと思うだけで焼きもちをやいてしまう自分がいた。
しかも、同じお菓子を渡すとかそんなことになったら嫌だなぁ…。
…よし。
敵を知り己を知れば百戦危うからずと聞いたことがある!
くノたまちゃん達がどんなものを作っているのかよく観察してみよう。
翌日。
楽しそうにお菓子を作っている彼女達。
食堂のお手伝いをしながらさりげなく会話に耳を傾けてみると…。
「ねぇ、こっちの葉っぱの方が効果あるんじゃない?」
ん?
「それは苦いから気づかれちゃうよ。これを沢山入れてみた方が…」
それって…何か食材ではないものを入れているような…。
「睡眠薬とか諸々…効き具合を試すこんないい機会!逃す手はないわよねー!」
彼女達の目が怪しく光った。
なんと…!
私が思っていた可愛らしい姿はそこになく、それはまさに男を騙そうとするくノ一の姿だった。
そうだ、ここは忍者を育てる忍術学園だった。
驚いていると、ふと何かが動いた気がして窓の外を見た。
あ…。
忍たま達が顔をひきつらせてくノたまちゃん達を眺めている。
そわそわと様子を見に来ているのだと思っていたけれど、どうやら怯えて様子を探りに来ているようだった。
………が、頑張れ男の子!
もしかしたらこの中に本命のお菓子を渡そうとしている子もいるかもしれないし!
私は心の中でエールを送りながら、食堂のお手伝いを続けた。