第82話 年の瀬
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たまみを部屋に連れていき、布団を敷くとその上にゆっくり横たえた。
頬にかかる髪をそっとはずしてやると、たまみが私の腕に手を重ねた。
「一緒に寝よ?」
またそんなことを甘えた口調で可愛くおねだりしてくる…。
思わずその手を握ると、指を絡めて握られそのまま彼女の方にひっぱられた。
「じゃあ…ちょっとだけだぞ。」
自分に言い聞かせるようにそう言って隣に横たわると、たまみは嬉しそうに微笑んだ。
山田先生が隣の部屋に戻ってきたら私も戻ろう。
それまでは…一緒にいてもいいだろう。
抱きついてくるたまみが可愛くてそっと口づけると、彼女がクスクスと笑った。
「半助さん、お酒のにおい。」
「たまみだって…」
そう言いかけて、おやと思った。
甘酒しか飲んでないわりに、酒の香りが…。
「たまみの飲んだ甘酒って、シナ先生が持ってきてくれたのかい?」
「はい、温まりました。」
赤く染まった頬でにこにこと話す彼女に、これはもしや山本シナ先生がこうなるように仕組んだのかもしれないと思った。
「…何だか、気をつかってくれてるのか試されてるのか遊ばれてるのか…」
「何がですか?」
「…いや、何でもない。」
無邪気な彼女の額に口づけた。
酒で理性が緩みそのままもっと触れたくなる気持ちをぐっと抑える。
「ね、半助さん」
「ん…?」
「今年も一年、お仕事お疲れ様でした。」
たまみが優しく微笑んで私の髪を撫でた。
私もまた彼女の頬を撫でて微笑んだ。
「ありがとう…。たまみも、ここに来て不慣れなことばかりだったろうに、よく頑張ったね。」
「ほんとに?」
「ああ、本当によく頑張った…お疲れ様。」
「えへへ…嬉しい…」
嬉しそうに胸に頬寄せてくる彼女の髪を優しく撫でる。
明日には、きり丸と三人で家に帰って掃除をして…年が明けたら一緒にお雑煮を食べて…。
たまみと迎える初めての正月が、とても楽しみだった。
暫くして心地良さそうに眠りにつくたまみ。
その可愛い寝顔を眺めながら、今日までのたまみとの日々を思い出す。
驚くべき出会い方をして、色々なハプニングもあったが真っ直ぐな彼女に日々励まされたり癒されたり…。
ずっと共に過ごしているから長く一緒にいる気がするが、まだ出会って一年も経っていないのだな…。
来年はどんな一年になるだろうか。
きっと、色々忙しいながらも楽しい毎日になるのだろうな。
そして、もし、たまみの気持ちがこのままずっと変わらないのなら…。
その先の未来を想像し、思わず口元が緩んでしまった。
それは、まだもうちょっと先の話…。
「…たまみ……」
誰にも聞き取れないように「好きだよ」と囁くと、私は眠る彼女の額に口づけた。
頬にかかる髪をそっとはずしてやると、たまみが私の腕に手を重ねた。
「一緒に寝よ?」
またそんなことを甘えた口調で可愛くおねだりしてくる…。
思わずその手を握ると、指を絡めて握られそのまま彼女の方にひっぱられた。
「じゃあ…ちょっとだけだぞ。」
自分に言い聞かせるようにそう言って隣に横たわると、たまみは嬉しそうに微笑んだ。
山田先生が隣の部屋に戻ってきたら私も戻ろう。
それまでは…一緒にいてもいいだろう。
抱きついてくるたまみが可愛くてそっと口づけると、彼女がクスクスと笑った。
「半助さん、お酒のにおい。」
「たまみだって…」
そう言いかけて、おやと思った。
甘酒しか飲んでないわりに、酒の香りが…。
「たまみの飲んだ甘酒って、シナ先生が持ってきてくれたのかい?」
「はい、温まりました。」
赤く染まった頬でにこにこと話す彼女に、これはもしや山本シナ先生がこうなるように仕組んだのかもしれないと思った。
「…何だか、気をつかってくれてるのか試されてるのか遊ばれてるのか…」
「何がですか?」
「…いや、何でもない。」
無邪気な彼女の額に口づけた。
酒で理性が緩みそのままもっと触れたくなる気持ちをぐっと抑える。
「ね、半助さん」
「ん…?」
「今年も一年、お仕事お疲れ様でした。」
たまみが優しく微笑んで私の髪を撫でた。
私もまた彼女の頬を撫でて微笑んだ。
「ありがとう…。たまみも、ここに来て不慣れなことばかりだったろうに、よく頑張ったね。」
「ほんとに?」
「ああ、本当によく頑張った…お疲れ様。」
「えへへ…嬉しい…」
嬉しそうに胸に頬寄せてくる彼女の髪を優しく撫でる。
明日には、きり丸と三人で家に帰って掃除をして…年が明けたら一緒にお雑煮を食べて…。
たまみと迎える初めての正月が、とても楽しみだった。
暫くして心地良さそうに眠りにつくたまみ。
その可愛い寝顔を眺めながら、今日までのたまみとの日々を思い出す。
驚くべき出会い方をして、色々なハプニングもあったが真っ直ぐな彼女に日々励まされたり癒されたり…。
ずっと共に過ごしているから長く一緒にいる気がするが、まだ出会って一年も経っていないのだな…。
来年はどんな一年になるだろうか。
きっと、色々忙しいながらも楽しい毎日になるのだろうな。
そして、もし、たまみの気持ちがこのままずっと変わらないのなら…。
その先の未来を想像し、思わず口元が緩んでしまった。
それは、まだもうちょっと先の話…。
「…たまみ……」
誰にも聞き取れないように「好きだよ」と囁くと、私は眠る彼女の額に口づけた。