第70話 おすそわけ ~夏休み編④~
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ある日、共同井戸で洗濯をしているときのこと。
「たまみ、手伝おうか。」
半助さんが犬の散歩のアルバイトから戻って声をかけてくれた。
「あ、もう終わるので大丈…」
バシャンッ!
立ち上がるときによろめいて、思いっきり桶の端を踏んでしまった。
腰から下が水浸しになり、雫が落ちる。
「…大丈夫じゃなかったな。」
「……はい…。」
「そこまで濡れてしまったらもう着替えた方がいいだろう。…何か着るものを…。」
「あ、それが…たった今、夜着とか代わりに着れるものを全部洗ってしまって…。」
私は私服を一着しか持っていなかった。
忍術学園にいたときは基本的に忍装束だったので、それでも特に問題になることはなかった。
けれども、ここで忍装束を着るわけにはいかず、私は自分の着物が乾くまで夜着を借りて家の中で過ごしたりしていた。
しかし今日はいい天気なので、アルバイトの洗濯とともに家の着物も全部洗ってしまっていたのだった。
「そ、そうか…。しかしそのままだと夏とはいえ風邪をひきそうだし、他に着れそうなものがないかみてくるよ。」
「す、すみません…。」
半助さんが家の中に戻り探してくれている間に、私は周りを片付けて家に戻った。
すると半助さんが困った顔で頭をかきながらこちらに着物を差し出した。
「すまない…これしかなくて。その、濡れたままでいるよりましだとは思うのだが…。」
「すみません、ありがとうございます。」
私は着物を受け取り奥の部屋で着替え始めた。
「たまみ、手伝おうか。」
半助さんが犬の散歩のアルバイトから戻って声をかけてくれた。
「あ、もう終わるので大丈…」
バシャンッ!
立ち上がるときによろめいて、思いっきり桶の端を踏んでしまった。
腰から下が水浸しになり、雫が落ちる。
「…大丈夫じゃなかったな。」
「……はい…。」
「そこまで濡れてしまったらもう着替えた方がいいだろう。…何か着るものを…。」
「あ、それが…たった今、夜着とか代わりに着れるものを全部洗ってしまって…。」
私は私服を一着しか持っていなかった。
忍術学園にいたときは基本的に忍装束だったので、それでも特に問題になることはなかった。
けれども、ここで忍装束を着るわけにはいかず、私は自分の着物が乾くまで夜着を借りて家の中で過ごしたりしていた。
しかし今日はいい天気なので、アルバイトの洗濯とともに家の着物も全部洗ってしまっていたのだった。
「そ、そうか…。しかしそのままだと夏とはいえ風邪をひきそうだし、他に着れそうなものがないかみてくるよ。」
「す、すみません…。」
半助さんが家の中に戻り探してくれている間に、私は周りを片付けて家に戻った。
すると半助さんが困った顔で頭をかきながらこちらに着物を差し出した。
「すまない…これしかなくて。その、濡れたままでいるよりましだとは思うのだが…。」
「すみません、ありがとうございます。」
私は着物を受け取り奥の部屋で着替え始めた。