第43話 野掛け
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「次の休みに、出かけようか。」
職員室で二人で仕事をしていると、突然土井先生がそう言った。
びっくりして、聞き間違いじゃないかと思い土井先生を見ると、彼は机上の紙面を見て俯いたまま赤くなっていた。
「あの、お時間大丈夫なんですか?」
「…何とかします。」
土井先生が返事を求めてこちらを見たので、私はとびきりの笑顔で答えた。
「嬉しいです…!楽しみにしてます!」
土井先生は照れるように頬をかきながら嬉しそうに笑った。
思えば、土井先生にお出かけを誘われたのは初めてだった。
今まで何度か一緒に外に出たことはあっても、それは何かの用事や業務的なものばかりだった。
私は嬉しくなって、にこにことプリント作成をした。
そこからの授業は凄かった。
補習をしないでいいように、土井先生がスパルタで厳しく授業を進め、大量の宿題を出す。
私も補佐として、皆がちゃんと宿題をするように夕方と夜に見回りに行ったりした。
土井先生も私も生徒達もへとへとになる姿を見て、山田先生は苦笑いしていた。
「急にどうしたんだ?随分気合いが入っているじゃないか。」
職員室で三人で仕事をしていると、山田先生が聞いてきた。
「いえ、あいつらにはこれくらいが丁度いいですよ。」
土井先生がもっともらしくそう言うと。
「まぁそうだな。」
山田先生は頷きながら腕を組みニヤリと笑った。
「…次の休みは晴れたらいいな?」
私はえへへと笑って「はい!」と返した。
土井先生も筆を持ちながら微笑む。
「そうですね……って、山田先生!?べ、別にそういう訳ではなくて、ですね…!」
「わしゃ何も言っとらんよ?」
「…!」
山田先生の表情に、私と土井先生は目を見合わせた。
…結局、山田先生には全部お見通しのようだった。
一方その頃。
「絶対おかしいと思うんだ。」
庄左ヱ門が一年は組の生徒を集めて話をしていた。
「土井先生、急にあんなに厳しくなってさ。今度の休みは補習にしたくない理由が何かあるんじゃないかな。」
「理由って?」
「あの気合いの入り方。僕が思うに……もしかしたらたまみさんとデートに行くとか…。」
「「「「ええ~っ!!」」」」
「もし、そうだとしたら…」
「だとしたら?」
「みんなで応援しなくっちゃ!!」
「「「「おぉーっ!!」」」」
ここぞというときに団結力を見せる一年は組が、こそこそと相談して何をするか議論を始めたのだった。
職員室で二人で仕事をしていると、突然土井先生がそう言った。
びっくりして、聞き間違いじゃないかと思い土井先生を見ると、彼は机上の紙面を見て俯いたまま赤くなっていた。
「あの、お時間大丈夫なんですか?」
「…何とかします。」
土井先生が返事を求めてこちらを見たので、私はとびきりの笑顔で答えた。
「嬉しいです…!楽しみにしてます!」
土井先生は照れるように頬をかきながら嬉しそうに笑った。
思えば、土井先生にお出かけを誘われたのは初めてだった。
今まで何度か一緒に外に出たことはあっても、それは何かの用事や業務的なものばかりだった。
私は嬉しくなって、にこにことプリント作成をした。
そこからの授業は凄かった。
補習をしないでいいように、土井先生がスパルタで厳しく授業を進め、大量の宿題を出す。
私も補佐として、皆がちゃんと宿題をするように夕方と夜に見回りに行ったりした。
土井先生も私も生徒達もへとへとになる姿を見て、山田先生は苦笑いしていた。
「急にどうしたんだ?随分気合いが入っているじゃないか。」
職員室で三人で仕事をしていると、山田先生が聞いてきた。
「いえ、あいつらにはこれくらいが丁度いいですよ。」
土井先生がもっともらしくそう言うと。
「まぁそうだな。」
山田先生は頷きながら腕を組みニヤリと笑った。
「…次の休みは晴れたらいいな?」
私はえへへと笑って「はい!」と返した。
土井先生も筆を持ちながら微笑む。
「そうですね……って、山田先生!?べ、別にそういう訳ではなくて、ですね…!」
「わしゃ何も言っとらんよ?」
「…!」
山田先生の表情に、私と土井先生は目を見合わせた。
…結局、山田先生には全部お見通しのようだった。
一方その頃。
「絶対おかしいと思うんだ。」
庄左ヱ門が一年は組の生徒を集めて話をしていた。
「土井先生、急にあんなに厳しくなってさ。今度の休みは補習にしたくない理由が何かあるんじゃないかな。」
「理由って?」
「あの気合いの入り方。僕が思うに……もしかしたらたまみさんとデートに行くとか…。」
「「「「ええ~っ!!」」」」
「もし、そうだとしたら…」
「だとしたら?」
「みんなで応援しなくっちゃ!!」
「「「「おぉーっ!!」」」」
ここぞというときに団結力を見せる一年は組が、こそこそと相談して何をするか議論を始めたのだった。