第67話 花火~夏休み編①~
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「やっと夏休みだー!」
一年は組のみんなは補習を終えてうきうきとしながら帰省の準備を始めていた。
他の組の生徒達は既に夏休みに入っていて学園にはほとんど生徒が残っていないなか、やっとのことで補習授業が終わったのだった。
「山田先生、土井先生、補習お疲れ様でした。」
書類整理をしている二人にお茶を出す。
「たまみさんもお疲れ様。」
土井先生がにこやかな笑顔で労ってくれた。
それだけでもっと頑張れる気がする…!
「たまみくんのおかげで、食堂のおばちゃんが帰った後でもご飯を作って貰えて助かった。」
山田先生がお茶を飲みながらそう言ってくれて、私は照れ笑いしながら頭をかいた。
「おばちゃんほどの料理は作れませんが、お役にたてたなら嬉しいです。」
「半助は休みの間もずっと作って貰えるからよかったな。」
山田先生がニヤニヤと土井先生を見た。
あれ、私が土井先生の家に夏休みの間お邪魔すること、山田先生はもう知ってるのかな。
お付き合いしてることはみんなに内緒だし、このことも秘密なのかなと思ってごまかしてきたけど…。
不思議に思い土井先生を見ると、お茶を飲みかけていた彼はその言葉に咳き込んだ。
「ゲホッ!や、山田先生!?」
「隠さんでいい。もうとっくに分かっとるよ。」
山田先生はニヤリと笑って私達を見た。
いつからばれていたのだろう…!?
「たまみくんも学園に残るのは不安だろうし、半助のところなら安心だ。わしも久しぶりに家に帰ってゆっくりするとしよう。」
「あ、あの、山田先生!その…このことは、みんなには内緒にしといて貰えますか…?」
私が言うと、山田先生は笑いながら頷いた。
「わしが何も言わなくても一年は組のやつらなら薄々感づいてると思うがな。」
…確かにそういえば、誰も私に夏休みどうするのかと聞かなかった。
土井先生を見ると目があって、困ったように苦笑する彼に私も照れながら微笑み返した。
一年は組のみんなは補習を終えてうきうきとしながら帰省の準備を始めていた。
他の組の生徒達は既に夏休みに入っていて学園にはほとんど生徒が残っていないなか、やっとのことで補習授業が終わったのだった。
「山田先生、土井先生、補習お疲れ様でした。」
書類整理をしている二人にお茶を出す。
「たまみさんもお疲れ様。」
土井先生がにこやかな笑顔で労ってくれた。
それだけでもっと頑張れる気がする…!
「たまみくんのおかげで、食堂のおばちゃんが帰った後でもご飯を作って貰えて助かった。」
山田先生がお茶を飲みながらそう言ってくれて、私は照れ笑いしながら頭をかいた。
「おばちゃんほどの料理は作れませんが、お役にたてたなら嬉しいです。」
「半助は休みの間もずっと作って貰えるからよかったな。」
山田先生がニヤニヤと土井先生を見た。
あれ、私が土井先生の家に夏休みの間お邪魔すること、山田先生はもう知ってるのかな。
お付き合いしてることはみんなに内緒だし、このことも秘密なのかなと思ってごまかしてきたけど…。
不思議に思い土井先生を見ると、お茶を飲みかけていた彼はその言葉に咳き込んだ。
「ゲホッ!や、山田先生!?」
「隠さんでいい。もうとっくに分かっとるよ。」
山田先生はニヤリと笑って私達を見た。
いつからばれていたのだろう…!?
「たまみくんも学園に残るのは不安だろうし、半助のところなら安心だ。わしも久しぶりに家に帰ってゆっくりするとしよう。」
「あ、あの、山田先生!その…このことは、みんなには内緒にしといて貰えますか…?」
私が言うと、山田先生は笑いながら頷いた。
「わしが何も言わなくても一年は組のやつらなら薄々感づいてると思うがな。」
…確かにそういえば、誰も私に夏休みどうするのかと聞かなかった。
土井先生を見ると目があって、困ったように苦笑する彼に私も照れながら微笑み返した。