第40話 蜂蜜
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朝。
小鳥のさえずりで目が覚めた。
布団のなかで、いつもより眠たく感じて目を擦る。
何でだろうと考えて思い出した。
そう、昨夜の土井先生とのやりとりを。
…信じられない。
もしかして夢だったとか…じゃないよね?
暫くボーッと座って思い返す。
「…っ!!」
今更ながら恥ずかしくなって、手で顔を覆った。
力強く抱きしめられた逞しい腕と身体の感触。
幻想的な星空のなかで幾度となく重ねた唇。
指を絡めて握りしめた大きな手。
静かな闇に響く愛しい声。
何度も反芻した土井先生の言葉…。
ぅあああああ!!!
気持ちが溢れすぎて布団の上をゴロゴロ転がって悶えていると、小鳥のさえずりがまた聞こえてきた。
と、とりあえず、用意をして食堂に行かなくては…!
私は何とか気持ちを落ち着かせて身支度を整えた。
いつも通りの食堂。
私はカウンターでみんなに挨拶をしながら朝食を渡していく。
まだ早いので先生方しかいらっしゃらない時間帯。
「おはようございます。」
「!」
振り向かなくても分かる、土井先生の声。
私はいつも通りの笑顔を心がけて挨拶した。
「お、おはよ、う、ございます…!」
噛んでしまった!
全然いつも通りじゃない、と自分でもつっこみながら泣きそうになる。
土井先生はクスリと笑うと「今日はいい天気ですね。」と爽やかに言った。
普段通りのその口調に、さすがだなぁと思いながら私も「そうですね。」とやっとのことで返事をする。
土井先生はお膳を受けとるといつものように「ありがとう」と会釈して席についた。
だ、だめだ…!
これでは一年は組のみんなに速攻バレてしまう!
平常心!平常心…!
…平常心ってどんなだっけ!?
私は授業が始まるまでに気持ちを整えようと深呼吸した。
小鳥のさえずりで目が覚めた。
布団のなかで、いつもより眠たく感じて目を擦る。
何でだろうと考えて思い出した。
そう、昨夜の土井先生とのやりとりを。
…信じられない。
もしかして夢だったとか…じゃないよね?
暫くボーッと座って思い返す。
「…っ!!」
今更ながら恥ずかしくなって、手で顔を覆った。
力強く抱きしめられた逞しい腕と身体の感触。
幻想的な星空のなかで幾度となく重ねた唇。
指を絡めて握りしめた大きな手。
静かな闇に響く愛しい声。
何度も反芻した土井先生の言葉…。
ぅあああああ!!!
気持ちが溢れすぎて布団の上をゴロゴロ転がって悶えていると、小鳥のさえずりがまた聞こえてきた。
と、とりあえず、用意をして食堂に行かなくては…!
私は何とか気持ちを落ち着かせて身支度を整えた。
いつも通りの食堂。
私はカウンターでみんなに挨拶をしながら朝食を渡していく。
まだ早いので先生方しかいらっしゃらない時間帯。
「おはようございます。」
「!」
振り向かなくても分かる、土井先生の声。
私はいつも通りの笑顔を心がけて挨拶した。
「お、おはよ、う、ございます…!」
噛んでしまった!
全然いつも通りじゃない、と自分でもつっこみながら泣きそうになる。
土井先生はクスリと笑うと「今日はいい天気ですね。」と爽やかに言った。
普段通りのその口調に、さすがだなぁと思いながら私も「そうですね。」とやっとのことで返事をする。
土井先生はお膳を受けとるといつものように「ありがとう」と会釈して席についた。
だ、だめだ…!
これでは一年は組のみんなに速攻バレてしまう!
平常心!平常心…!
…平常心ってどんなだっけ!?
私は授業が始まるまでに気持ちを整えようと深呼吸した。
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