第26話 おつかい
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裏裏山から最後尾で走ってしんべヱの後押しをしていると、遠くにたまみさんと利吉くんが歩いているのが見えた。
なぜ二人がこんなところに?
嫌な予感がした。
「あーっ、たまみさんだ!」
バテバテの生徒達がたまみさんに気づいて声を出す。
近くまで到着すると、たまみさんが焦るように状況を説明した。
…なぜそんなに焦って?
ふと、その唇に紅がひかれているのに気づいた。
紅をひいているところなんてほとんど見たこともないのに。
「…紅をさしておつかいですか?」
思わず声に出てしまった。
「こ、これは…!山田先生が利吉さんに頼んでた女装用の紅を探してですね…!どの色がいいかわからないというから一緒に…!」
利吉くんがたまに山田先生におつかいを頼まれていたことは知っていた。
しかしこだわりのある山田先生は、色まできっちり指定していたはずだが…?
山田先生がそれを受けとると、利吉くんが違う包みを取り出してたまみさんに渡す。
「あなたに贈る紅の色を見たかったのですよ。…今日は楽しいデートでした。」
なっ!!
たまみさんはぽかんと口を開けて驚いた顔をしていた。
…彼女は本当におつかいのつもりだったようだ。
「では、私はそろそろ次の仕事に行かないといけないので…。また、あなたに会いに来ます。」
そう言うと彼はたまみさんの手の甲に口付けた。
「!」
やるせない気持ちでぐっと歯を噛み締めると、利吉くんたちをじぃっと見ていた11人が一斉に私を見上げた。
なんだ。
…その目は何を言いたいんだ。
「…お前たち、もう一周学園の周りをマラソン追加だ。」
「「「「「えぇ~っ!!」」」」」」
生徒達は泣く泣く走り出しながら、口々に「僕達関係ないのに…」「土井先生ひどい…」「そんなんじゃたまみさんとられちゃうよ」「利吉さん何で今日なんだー」などと文句を言っていた。
私は利吉くんの背を見続けるたまみさんを横目に見ながら、生徒達と走り出した。
なぜ二人がこんなところに?
嫌な予感がした。
「あーっ、たまみさんだ!」
バテバテの生徒達がたまみさんに気づいて声を出す。
近くまで到着すると、たまみさんが焦るように状況を説明した。
…なぜそんなに焦って?
ふと、その唇に紅がひかれているのに気づいた。
紅をひいているところなんてほとんど見たこともないのに。
「…紅をさしておつかいですか?」
思わず声に出てしまった。
「こ、これは…!山田先生が利吉さんに頼んでた女装用の紅を探してですね…!どの色がいいかわからないというから一緒に…!」
利吉くんがたまに山田先生におつかいを頼まれていたことは知っていた。
しかしこだわりのある山田先生は、色まできっちり指定していたはずだが…?
山田先生がそれを受けとると、利吉くんが違う包みを取り出してたまみさんに渡す。
「あなたに贈る紅の色を見たかったのですよ。…今日は楽しいデートでした。」
なっ!!
たまみさんはぽかんと口を開けて驚いた顔をしていた。
…彼女は本当におつかいのつもりだったようだ。
「では、私はそろそろ次の仕事に行かないといけないので…。また、あなたに会いに来ます。」
そう言うと彼はたまみさんの手の甲に口付けた。
「!」
やるせない気持ちでぐっと歯を噛み締めると、利吉くんたちをじぃっと見ていた11人が一斉に私を見上げた。
なんだ。
…その目は何を言いたいんだ。
「…お前たち、もう一周学園の周りをマラソン追加だ。」
「「「「「えぇ~っ!!」」」」」」
生徒達は泣く泣く走り出しながら、口々に「僕達関係ないのに…」「土井先生ひどい…」「そんなんじゃたまみさんとられちゃうよ」「利吉さん何で今日なんだー」などと文句を言っていた。
私は利吉くんの背を見続けるたまみさんを横目に見ながら、生徒達と走り出した。