第24話 熱
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昨日はすごくしんどかったけれど、1日眠ったらほとんど熱も下がり私はすっかり元気になった。
「土井先生、ほんとにお世話をかけてしまって…」
土井先生が私の部屋に朝食を持ってきてくれた。
が、なぜか目をあわせてくれない。
「いえ、気にしないでください…」
…どちらかというと、今の土井先生の態度の方が気になるのですが。
そのとき、私は昨夜見た夢を思い出した。
「そういえば、夢を見たのですが…」
「夢?」
「はい、土井先生が大きな練り物に襲われて逃げ回っている夢です…。」
「そ、それは怖い夢ですね…」
土井先生の顔がひきつる。
「それが、一回途中で起きたのに眠ったらまたその夢の続きで。」
「はぁ」
「土井先生が、世界の練り物が消えてしまうボタンを押してもいいですかって聞くから、私はいいですよって答えたんですけど…」
「……『いいですよ』って…?」
「はい、別に大丈夫かなと思って。」
土井先生は呆れたようなガッカリしたような顔で「そんなことだろうと…」と呟き項垂れた。
「え?私、変なこと言いましたか?」
「いいえ…なんでもありません。」
土井先生は困ったような笑顔で私の頭を撫でてくれた。
その感触で、昨夜のことが思い出される。
土井先生の声を聞きながら眠れるなんて最高すぎて、ドキドキして眠れないと思ったのにいつの間にか眠りに落ちていて。
この優しい声と眼差しは、子守りのプロだからなのかそれとも…私にだけ向けてくれるものだったら嬉しいなぁなんて思ったり…。
ご迷惑をかけてしまったけれど、不謹慎にもそんなことを考えてしまったのだった。
「土井先生、ほんとにお世話をかけてしまって…」
土井先生が私の部屋に朝食を持ってきてくれた。
が、なぜか目をあわせてくれない。
「いえ、気にしないでください…」
…どちらかというと、今の土井先生の態度の方が気になるのですが。
そのとき、私は昨夜見た夢を思い出した。
「そういえば、夢を見たのですが…」
「夢?」
「はい、土井先生が大きな練り物に襲われて逃げ回っている夢です…。」
「そ、それは怖い夢ですね…」
土井先生の顔がひきつる。
「それが、一回途中で起きたのに眠ったらまたその夢の続きで。」
「はぁ」
「土井先生が、世界の練り物が消えてしまうボタンを押してもいいですかって聞くから、私はいいですよって答えたんですけど…」
「……『いいですよ』って…?」
「はい、別に大丈夫かなと思って。」
土井先生は呆れたようなガッカリしたような顔で「そんなことだろうと…」と呟き項垂れた。
「え?私、変なこと言いましたか?」
「いいえ…なんでもありません。」
土井先生は困ったような笑顔で私の頭を撫でてくれた。
その感触で、昨夜のことが思い出される。
土井先生の声を聞きながら眠れるなんて最高すぎて、ドキドキして眠れないと思ったのにいつの間にか眠りに落ちていて。
この優しい声と眼差しは、子守りのプロだからなのかそれとも…私にだけ向けてくれるものだったら嬉しいなぁなんて思ったり…。
ご迷惑をかけてしまったけれど、不謹慎にもそんなことを考えてしまったのだった。