第24話 熱
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チュンチュン…
鳥の鳴き声に目が覚めた。
私はハッとして目の前に寝ているたまみさんを見た。
しまった。
寝顔を見ながら手を握っているうちに、私まで眠ってしまった。
彼女はまだすやすやと寝ている。
顔色はだいぶよくなったように見えた。
私は慌てて立ち上がろうとした。
が、正座のまま眠っていたので、足がしびれていてバランスを崩した。
「っと…!」
前のめりになり、危うくたまみさんの上に倒れこみそうになって、敷布団の上に手をついた。
彼女の上に覆い被さるように四つん這いになってしまい、早く退かなければと思いながらも足が痛くて動けなかった。
私の前髪が彼女の頬をかすめる。
「ん…」
「!!」
たまみさんの目がゆっくり開いた。
「……土井…先生…?」
「や…これはっ、その…!」
まずい、寝込みを襲っていると勘違いされてしまう…!
焦る私を、彼女の瞳がじっと見つめる。
早く退かなければと思うのに、目がそらせなかった。
「…いいですよ…」
「!?」
たまみさんは目を閉じた。
え。
こ、これは…。
いいですよって…どういう……。
え、まさか……?
急激に速くなる鼓動。
目を閉じた彼女の上気した頬。
「…っ」
私は無意識のうちに顔を近づけて…
ガラッ
「失礼します。たまみさん、薬を持って来…」
保健委員会委員長の伊作が突然障子をあけて、こちらを見て固まった。
「!!!…伊作、違う、これはっ…!」
「し、失礼しましたっ…!!」
慌てて薬を置いて去っていってしまった。
追いかけようとするも、足がまだ直っていなくて力が入らない。
しまった…。
私としたことが全く気配に気づかなかった。
たまみさんを振り返ると、彼女はまた寝息をたてて眠っていた。
私は大きなため息をついて、障子の側に置かれた薬を見た。
このあと何と説明したらよいものか。
私は腕をくんで天井を見上げた。
鳥の鳴き声に目が覚めた。
私はハッとして目の前に寝ているたまみさんを見た。
しまった。
寝顔を見ながら手を握っているうちに、私まで眠ってしまった。
彼女はまだすやすやと寝ている。
顔色はだいぶよくなったように見えた。
私は慌てて立ち上がろうとした。
が、正座のまま眠っていたので、足がしびれていてバランスを崩した。
「っと…!」
前のめりになり、危うくたまみさんの上に倒れこみそうになって、敷布団の上に手をついた。
彼女の上に覆い被さるように四つん這いになってしまい、早く退かなければと思いながらも足が痛くて動けなかった。
私の前髪が彼女の頬をかすめる。
「ん…」
「!!」
たまみさんの目がゆっくり開いた。
「……土井…先生…?」
「や…これはっ、その…!」
まずい、寝込みを襲っていると勘違いされてしまう…!
焦る私を、彼女の瞳がじっと見つめる。
早く退かなければと思うのに、目がそらせなかった。
「…いいですよ…」
「!?」
たまみさんは目を閉じた。
え。
こ、これは…。
いいですよって…どういう……。
え、まさか……?
急激に速くなる鼓動。
目を閉じた彼女の上気した頬。
「…っ」
私は無意識のうちに顔を近づけて…
ガラッ
「失礼します。たまみさん、薬を持って来…」
保健委員会委員長の伊作が突然障子をあけて、こちらを見て固まった。
「!!!…伊作、違う、これはっ…!」
「し、失礼しましたっ…!!」
慌てて薬を置いて去っていってしまった。
追いかけようとするも、足がまだ直っていなくて力が入らない。
しまった…。
私としたことが全く気配に気づかなかった。
たまみさんを振り返ると、彼女はまた寝息をたてて眠っていた。
私は大きなため息をついて、障子の側に置かれた薬を見た。
このあと何と説明したらよいものか。
私は腕をくんで天井を見上げた。