第21話 源氏物語
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「なんだあの発表は!どこが源氏物語だ!」
「うぅ…胃が…」
「あははは、みんな可愛かったですねぇ~笑いました!」
私は一年は組が学芸会で源氏物語をすると聞いて楽しみにしていた。
最初はカエルの合唱をすると言っていたのに、途中で源氏物語にすると変わり、最終的にどんな発表かと思ってみれば。
なんと源氏物語の光の君が1人だけ鍬を持って耕し、あとの皆はお姫様の格好、3人だけカエルの着ぐるみ…そして、全員でカエルの鳴き声を貴族風に…というナゾだらけの発表だった。
山田先生は驚いて固まり、土井先生は頭を抱えて俯き、私は爆笑してしまった。
「何をどうしたらあぁなるんでしょうね~あはははっ」
「うーむ、いっそ全員カエルの方がマシだったな。」
「安藤先生の顔を見ましたか…!また嫌味を言われるに違いないですよ。」
「あはは、そうですねぇ~これは安藤先生じゃなくてもつっこみたくなりますよ!でもそもそも、1年生が源氏物語を演じるってちょっと難しくないですか?」
「うむ、たしかに長い話だしな。」
「とはいえ源氏物語のなんたるかぐらいは一般教養として知っておくべきでしょう…!どこからカエルが出てくるんだ…というかあの鋤は!?」
「そうだなぁ。じゃあ土井先生、授業でちょっと教えてやんなさいよ。」
「えぇっ、また授業が遅れる…!」
「まぁまぁ、私も手伝いますから…」
こうして、一年は組に源氏物語について特別授業をすることが決まった。
「うぅ…胃が…」
「あははは、みんな可愛かったですねぇ~笑いました!」
私は一年は組が学芸会で源氏物語をすると聞いて楽しみにしていた。
最初はカエルの合唱をすると言っていたのに、途中で源氏物語にすると変わり、最終的にどんな発表かと思ってみれば。
なんと源氏物語の光の君が1人だけ鍬を持って耕し、あとの皆はお姫様の格好、3人だけカエルの着ぐるみ…そして、全員でカエルの鳴き声を貴族風に…というナゾだらけの発表だった。
山田先生は驚いて固まり、土井先生は頭を抱えて俯き、私は爆笑してしまった。
「何をどうしたらあぁなるんでしょうね~あはははっ」
「うーむ、いっそ全員カエルの方がマシだったな。」
「安藤先生の顔を見ましたか…!また嫌味を言われるに違いないですよ。」
「あはは、そうですねぇ~これは安藤先生じゃなくてもつっこみたくなりますよ!でもそもそも、1年生が源氏物語を演じるってちょっと難しくないですか?」
「うむ、たしかに長い話だしな。」
「とはいえ源氏物語のなんたるかぐらいは一般教養として知っておくべきでしょう…!どこからカエルが出てくるんだ…というかあの鋤は!?」
「そうだなぁ。じゃあ土井先生、授業でちょっと教えてやんなさいよ。」
「えぇっ、また授業が遅れる…!」
「まぁまぁ、私も手伝いますから…」
こうして、一年は組に源氏物語について特別授業をすることが決まった。