第11話 守ってくれますか
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危惧していたことが起こった。
ここは忍術学園であり、いつか今日のような、もしくはそれ以上の危険が彼女に及ぶのではないかと思っていた。
彼女にとっては、ここである程度の日常知識を身に付けたあと、普通の町で暮らしていく方が安全ではないだろうか。
そんな迷いが、私にはずっとあった。
「…恐い?」
そう尋ねると、彼女は目を伏せた。
もし…恐いと答えたら、いつか忍術学園を出るという選択肢もあることを話してみようか……その方が彼女のためかもしれない。
しかし、彼女ははっきりと答えた。
「…いえ。……土井先生が、いてくれるから。」
私を見上げる眼差しからは信頼が感じられた。
…胸が熱くなった。
たまみさんが、誰でもない私を頼りにしてくれている。
その気持ちが嬉しくて、私はぐっと拳を握った。
そう言ってくれるのならば…。
「たまみさんは私が守ります。…必ず。」
私は決意を込めて、彼女に誓った。
ここは忍術学園であり、いつか今日のような、もしくはそれ以上の危険が彼女に及ぶのではないかと思っていた。
彼女にとっては、ここである程度の日常知識を身に付けたあと、普通の町で暮らしていく方が安全ではないだろうか。
そんな迷いが、私にはずっとあった。
「…恐い?」
そう尋ねると、彼女は目を伏せた。
もし…恐いと答えたら、いつか忍術学園を出るという選択肢もあることを話してみようか……その方が彼女のためかもしれない。
しかし、彼女ははっきりと答えた。
「…いえ。……土井先生が、いてくれるから。」
私を見上げる眼差しからは信頼が感じられた。
…胸が熱くなった。
たまみさんが、誰でもない私を頼りにしてくれている。
その気持ちが嬉しくて、私はぐっと拳を握った。
そう言ってくれるのならば…。
「たまみさんは私が守ります。…必ず。」
私は決意を込めて、彼女に誓った。