第8話 和気あいあい
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「ここはこうして…」
「こうですか?」
「そうそう、で、こっちと合わせて…」
「わ、すごいぴったりです!」
休日の午後、職員室で若者2人が…半助とたまみくんがきゃっきゃうふふと小袖を作っている。
私は自分の机で、苦虫を噛み潰したような顔で居心地悪く書類整理をしていた。
「土井先生ってお裁縫も得意なんですね…!」
「アルバイトでよくさせられますからね。」
「何だかいつでもお嫁にいけそうな感じですねぇ。」
「はは、嫁は欲しいけど自分がなる気はないなぁ。」
「…欲しいんですか?」
「え?…あ!いや、その…」
オホン!
私は堪えきれなくなって大きな咳払いをした。
「悪いが隣の部屋でやってくれんかね?」
「「す、すみません…!」」
(おまけ)
「ヘムヘム?」
「ん、あの紙に何て書いてあったのかって?」
「ヘム!」
「『お饅頭を買うという名目でたまみちゃんとデートして小袖を用意してあげなさい』と書いたんじゃよ。わざと崩した文字でな!」
「ヘム~!」
「そうじゃろそうじゃろ、初めての共同作業!いいなぁ青春は!!わしももっと若ければ…いやまだまだわしだって!」
「ヘム~…」
こうして出来上がった小袖はとても可愛らしく思い出深いものとなり大切にされたのだった。
「こうですか?」
「そうそう、で、こっちと合わせて…」
「わ、すごいぴったりです!」
休日の午後、職員室で若者2人が…半助とたまみくんがきゃっきゃうふふと小袖を作っている。
私は自分の机で、苦虫を噛み潰したような顔で居心地悪く書類整理をしていた。
「土井先生ってお裁縫も得意なんですね…!」
「アルバイトでよくさせられますからね。」
「何だかいつでもお嫁にいけそうな感じですねぇ。」
「はは、嫁は欲しいけど自分がなる気はないなぁ。」
「…欲しいんですか?」
「え?…あ!いや、その…」
オホン!
私は堪えきれなくなって大きな咳払いをした。
「悪いが隣の部屋でやってくれんかね?」
「「す、すみません…!」」
(おまけ)
「ヘムヘム?」
「ん、あの紙に何て書いてあったのかって?」
「ヘム!」
「『お饅頭を買うという名目でたまみちゃんとデートして小袖を用意してあげなさい』と書いたんじゃよ。わざと崩した文字でな!」
「ヘム~!」
「そうじゃろそうじゃろ、初めての共同作業!いいなぁ青春は!!わしももっと若ければ…いやまだまだわしだって!」
「ヘム~…」
こうして出来上がった小袖はとても可愛らしく思い出深いものとなり大切にされたのだった。