第6話 花売り
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「うーん、どうしようかなぁ…」
私は部屋のなかを見渡して腕を組んだ。
忍術学園での日常的な動きは覚えてきた。
そして、生活に最低限必要な衣服などは学園から借りている…とはいえ、食堂代も払うことができていないし自由なお金も全くない。
仕事はあるが、給料日まではまだ日がある。
前借りするわけにもいかない…ある日突然元の世界に帰る可能性もあるのだから。
巻物によれば命尽きるとき元の世界に帰るらしいけれど、真偽は分からないと思う。
「せめてご飯代はちゃんと払いたい…後払いでと言われたけれどいつどうなるか分からないし。何か今すぐお金を得る方法は…………」
そうだ、アルバイト!
思いきってきり丸くんに聞いてみよう。
私は昼食時、乱太郎くんとしんべヱくんと食べているきり丸くんに声をかけてみた。
「きり丸くん、いいアルバイト知ってる?」
「えっ!?いきなりどうしたんですか?」
「ちょっとお金が入り用で。休みの日にちょっとだけできるようなお仕事ないかなぁ。」
「そうですねぇ…」
きり丸はくんは私をジーっと見て考えた。
「…じゃあ、花売りとかどうでしょうか。ちょうど今頃色んな花が咲き始める場所を知ってるんです。町に運んで売ればお金になるので…一緒に行ってみますか?」
「え、いいの?すごく助かる…ありがとう!」
私が笑顔でそう答えると、乱太郎くんとしんべヱくんも手をあげた。
「私も行きます!ついでに薬草がとれたら嬉しいなぁ。」
「僕も行く行く~!」
こうして、私たちは次の休みに四人で出かけることになった。
私は部屋のなかを見渡して腕を組んだ。
忍術学園での日常的な動きは覚えてきた。
そして、生活に最低限必要な衣服などは学園から借りている…とはいえ、食堂代も払うことができていないし自由なお金も全くない。
仕事はあるが、給料日まではまだ日がある。
前借りするわけにもいかない…ある日突然元の世界に帰る可能性もあるのだから。
巻物によれば命尽きるとき元の世界に帰るらしいけれど、真偽は分からないと思う。
「せめてご飯代はちゃんと払いたい…後払いでと言われたけれどいつどうなるか分からないし。何か今すぐお金を得る方法は…………」
そうだ、アルバイト!
思いきってきり丸くんに聞いてみよう。
私は昼食時、乱太郎くんとしんべヱくんと食べているきり丸くんに声をかけてみた。
「きり丸くん、いいアルバイト知ってる?」
「えっ!?いきなりどうしたんですか?」
「ちょっとお金が入り用で。休みの日にちょっとだけできるようなお仕事ないかなぁ。」
「そうですねぇ…」
きり丸はくんは私をジーっと見て考えた。
「…じゃあ、花売りとかどうでしょうか。ちょうど今頃色んな花が咲き始める場所を知ってるんです。町に運んで売ればお金になるので…一緒に行ってみますか?」
「え、いいの?すごく助かる…ありがとう!」
私が笑顔でそう答えると、乱太郎くんとしんべヱくんも手をあげた。
「私も行きます!ついでに薬草がとれたら嬉しいなぁ。」
「僕も行く行く~!」
こうして、私たちは次の休みに四人で出かけることになった。