第26話 おつかい
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今日は先に仕事を片付けてしまおうとして、お昼ご飯が遅くなった。
土井先生は山田先生と裏裏山へ走りに行ったので、私は一人でランチを食べていた。
「こんにちは。」
「あ、利吉さん!」
爽やかな笑顔で利吉さんが現れた。
「山田先生は裏裏山でマラソン中ですよ。」
「ええ、今日は近くを通ったついでに…お昼ご飯を食べに来ただけなのでいいんです。」
そう言うと利吉さんは食堂のおばちゃんにランチを注文して私の向かいの席に座った。
利吉さんはたまに学園でお昼ご飯を食べていくのだけれど、ときどきこうして一緒になることがある。
そして、そういうときは最近の町での話や、南蛮のこと、流行りのもの等いろんなお話を聞かせてくれる。
忍術学園からほとんど出ない私にとってそれは珍しい外の世界の話で、とても興味深かった。
ニコニコと聞いていると、厨房から食堂のおばちゃんの声がした。
「あら、お味噌が…明日の朝食には足りなさそうだから買いにいかなきゃ。」
私は夕食の準備まで特にすることもなかったので、おばちゃんに声をかけた。
「あの、私いま特に仕事ないのでおつかい行ってきましょうか?」
「ほんとかい?あ、でもたまみちゃん一人で出かけるのは…」
「よければ私がご一緒しましょうか。ちょうど頼まれていた買い物もあるので。」
「あら、そうなの?じゃあお願いしちゃおうかしら。お店の場所を書いて渡すからちょっと待ってね。」
おばちゃんが厨房の奥へ戻っていく。
「利吉さん、お時間大丈夫なんですか?」
私は慌てて聞いた。
私がおつかいを申し出たせいで利吉さんまで巻き込んでしまった。
「夕方までは大丈夫ですよ。父上から頼まれていたものもありますし丁度よかった。」
利吉さんはまた爽やかに微笑んだ。
土井先生は山田先生と裏裏山へ走りに行ったので、私は一人でランチを食べていた。
「こんにちは。」
「あ、利吉さん!」
爽やかな笑顔で利吉さんが現れた。
「山田先生は裏裏山でマラソン中ですよ。」
「ええ、今日は近くを通ったついでに…お昼ご飯を食べに来ただけなのでいいんです。」
そう言うと利吉さんは食堂のおばちゃんにランチを注文して私の向かいの席に座った。
利吉さんはたまに学園でお昼ご飯を食べていくのだけれど、ときどきこうして一緒になることがある。
そして、そういうときは最近の町での話や、南蛮のこと、流行りのもの等いろんなお話を聞かせてくれる。
忍術学園からほとんど出ない私にとってそれは珍しい外の世界の話で、とても興味深かった。
ニコニコと聞いていると、厨房から食堂のおばちゃんの声がした。
「あら、お味噌が…明日の朝食には足りなさそうだから買いにいかなきゃ。」
私は夕食の準備まで特にすることもなかったので、おばちゃんに声をかけた。
「あの、私いま特に仕事ないのでおつかい行ってきましょうか?」
「ほんとかい?あ、でもたまみちゃん一人で出かけるのは…」
「よければ私がご一緒しましょうか。ちょうど頼まれていた買い物もあるので。」
「あら、そうなの?じゃあお願いしちゃおうかしら。お店の場所を書いて渡すからちょっと待ってね。」
おばちゃんが厨房の奥へ戻っていく。
「利吉さん、お時間大丈夫なんですか?」
私は慌てて聞いた。
私がおつかいを申し出たせいで利吉さんまで巻き込んでしまった。
「夕方までは大丈夫ですよ。父上から頼まれていたものもありますし丁度よかった。」
利吉さんはまた爽やかに微笑んだ。