第160幕
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「ど、どうしよう……!あの人喧嘩の種作りまくってますよ!どうするんですか、海さん!」
『落ち着けよ。とりあえず死体が残らなきゃいいんだろ?任せろ。アイツらはこっちで処理する』
「いや、アンタが落ち着け!?ちょ、海さん!!」
処理するならバラバラにした方がやりやすいよな?と鞘から刀を抜こうとする海を羽交い締めにして止める新八。
ダメだ。大人二人がこんなでは落ち着くどころの話ではない。自分よりも慌てている人間を見るとスンッと落ち着くというが、まさにこの状態なのだろうと納得した新八がいた。
「大丈夫だよ、銀太君。それなら……生コンクリート!」
ドラえも○の声真似をしながら取り出したのは、ゴミ箱いっぱいの生コンクリート。
「何をしようとしてんだ!!」
「うるさい!ジャイ安之助とスネ大蛇丸をこれに入れ海に沈めれば、半永久的に黙らせる事が出来ることが可能なんだ。これでしずか御前は君のものさ」
「んなわけねぇだろ!しずか御前もドン引きだわ!海さんも神楽ちゃんに言ってやってくださいよ!!」
『神楽、それは死体遺棄の罪になるから。やらせるなら銀時にやらせろ』
「おいいいいいい!!!それ銀さんに罪擦り付けただけじゃないですか!!!!」
『大丈夫。アイツなら証拠一つ残さねぇよ』
「なんの信頼ですか!?」
『…………』
「顔を赤く染めながらそっぽを向くなーーー!!!!」
無言で顔を背ける海に新八が地面を踏み鳴らしながら叫ぶ。店内に居た銀時がひょこりと顔を出し、何騒いでんのよと言いながら倒れている男二人を掴んでゴミ箱の中のコンクリートへと沈めた時にはもう新八は何も言えなかった。
「おやじー。いつものドックフード頼むわ……何や、ごっついことになってるやんけ……何か……」
そこへタイミング悪く犬の餌を買いに来た男。店の惨状を見て呆気に取られながら、視界の端に移った銀髪へと目を向ける。
『銀、バレた』
「え?」
せっせとゴミ箱の中へと人間を入れようとしているところを見られた俺たちは、慌ててその場から逃げ出した。
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