第172幕
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「監獄プレイ?」
銀時は手元のノートに書き残しながら呟いた。
場所は歌舞伎町、コスプレ倶楽部。そこで働いているコンパニオンから連絡を受けた万事屋一同は依頼の内容を聞くために普段は入らぬ店へと足を運んでいた。
「そう。私が囚人役、あいつは看守役」
「そこんところもう少し詳しく教えてもらえます?どんなプレイをしたか?いや、いやらしい意味じゃなくて。今後のプレイの参考にしたいんで」
監獄プレイなんて美味しすぎる。普段は捕まえる側である海が囚人役として銀時に捕えられる。捕らえられた海とアレやコレをするだなんて……。
「銀さん、鼻血出てます」
「ち、違うぞ。これはさっき食べたパフェのイチゴソースがなぁ?」
「もう大体分かってきたので大丈夫です」
「何がわかったって言うんだよ新八ィ!」
悟りを開いた新八に銀時はクワッと目を見開いて振り返る。
子供にはまだ早い話。プレイをするのは二十歳から。酒も煙草も二十歳から。
「毎回、店の子手錠かけて目隠しして、その隙にツケ踏み倒して逃げたわけよその男」
「もうちょっと詳しく。僕が看守やるんでプレイ再現してもらえますか?出来れば、黒髪でツンデレの方に」
「浮気ですか、銀さん」
「最低アルナ」
「ちっげぇよ!!誰が浮気するか!俺には海という可愛い子がいるの!海と今後そういうことする為に勉強してんの!!」
変な誤解しないでもらえる!?と新八と神楽に向かって叫ぶように弁明したが、二人は銀時から一歩身を引いてこっちに来るなと呟いた。
「噂じゃ裏にも顔が利く危ないヤツらしくて、こっちも手出しあぐねてんのよ」
「大丈夫です。僕も裏の人間なんで。とりあえず裏で手錠して待ってもらえますか?服装は……そうだな、真選組の隊服とかあります??」
「銀さんいい加減にしてください。海さんにチクリますよ」
「とにかくそいつから溜まったツケ回収すればいいアルな?」
「神楽ちゃんの方がまともじゃないですか!ちょっと銀さんしっかりしてくださいよ!」
「俺はいつでもしっかりしてますけど!?海のことしっかり調教してますけど!?」
「そういう意味じゃねぇよ!!あんた本当に海さんに言いますよ!?」
言えるもんなら言ってみやがれこの童貞!と苦し紛れに新八に言えば、新八は顔を赤くしながら「童貞は関係ないだろうが!!!」と怒鳴り返してくる。
そんな二人のやり取りを見ていた神楽は深いため息をついていた。
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