第69幕(微裏)
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『ぎ、ん!』
「もうこんなになってんだから逆に今やめたらしんどいよ?」
『はっ、あ……っ』
ズボンの中に手を入れて直接海のを扱く。胸を弄っていた間に硬くなっていたのか、下着はじっとりと濡れていた。
「こんなに濡らして……本当はして欲しかったんじゃないの?」
『ちが……!』
海の言葉を遮るように先端を指で撫で付ければ、与えられた快楽に耐えるように押し黙る。
「このまま挿入したら海困るだろ?」
ホテルであれば好き勝手出来るけど、ここは屯所なのだ。うっかり誰かが部屋に入ってきたら海の全裸を見られることになる。
それだけは何としても避けたい。こんな顔を他の誰かに見せるわけにはいかないのだ。
「最後までしないから、その代わり手伝って」
『てつ、だ……う?』
「そ。ちょっと失礼しますよー、」
半分脱げている状態だったズボンを完全に取り払い、銀時は自分の前を寛げながら海の足の間へと入り込む。
海のものと自分のを重ねて扱いた。
「海、」
『銀……ん、んんっ』
ホテルでしたときは薄暗くてよく見えなかった。今ならはっきりと海の顔が見える。
「(こんな可愛い顔してたのね)」
蕩けた表情で必死に声を抑えている姿があまりにも可愛くて、ずっと見ていたいと思ってしまう。お遊び程度の行為じゃなく、このまま中に挿入したら海はどんな顔をするのだろうか。
「(あー、ダメダメ。挿れんのはまた今度だ)」
早く果てないと我慢出来なくなってしまう。
それに海の方も限界のはず。
『銀、も……イキ、そ……』
「ん、一緒にイこうね」
縋るように伸ばされた手に自分の手を絡ませて握る。海の声が外に漏れないように唇で塞ぎながら白濁を海の腹の上に吐き出した。
「は……大丈夫か?」
『だいじょうぶ』
「その割にはぐったりしてるけど」
『……ねむい』
射精した疲労でなのか、うとうとし始めた海はそのまま寝落ちてしまった。
「ったく……余韻もクソもないじゃねぇか。まあいいけどよ」
静かに眠る海に苦笑いをしつつ、身体を拭いて着衣を元に戻す。このまま寝かせては風邪を引くと思い、押し入れから布団を取り出したところで部屋の障子が開けられた。
「は?」
「……は?」
海の部屋に来たのは土方。口にくわえていたタバコをぽとっと床に落として固まる。
「な、な、な、な!?」
「あ?あ、俺今透明なんだっけか」
土方からしたら布団が宙に浮いている状態。
銀時のことを指さしたかと思えば、土方は白目を向いてぶっ倒れた。
「あー、うん。知らね」
海を布団に寝かせ、暫し寝顔を堪能してから銀時は自宅へと帰った。
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