第48幕(微裏)
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『う……げほ……おえっ……』
だからこうして奴らが居なくなった後に腹ん中を汚す液体を吐き続けている。もう自分が汚れきってしまっているのは知っているけど、それでもあいつらの体液が体の中にあるというのが気持ち悪い。
『かはっ……はぁはぁ』
そんな数日を過ごしてれば胃酸のせいで喉は焼けるわ、胃に入れるもの全て気持ち悪くなって吐くわで、食事もままならない。ここ数日、何も食べていない日が続いていて力が出ない。
ガチャりと扉が開く音がして体を揺らす。
部屋に入ってきたのはリーダーとしてこの船を扱っている大柄の天人。
「おい、まだ食われてねぇだろな?」
ずしりと歩く度に重低音が響く。
男は海の吐瀉物を見てニヤリと口角を上げた。
「はっ、まだ吐いてんのか?強情なやつだな。まぁいい……今日こそは食ってやるよ」
『ふざけんじゃねぇ……てめぇのもんぶち込まれるくらいだったら死んだ方がマシだ!』
「言ってろよ」
グイッと首を掴み上げられる。ひゅっと絞まる気道。苦しさで視界が霞む。
「すぐに自分からヨガるようにしてやるよ」
『がはっ!っ……うっ……』
どさりと床に落とされて背中を強く打つ。酸素を求めて荒い呼吸を繰り返しているうちに天人は海の上着を引きちぎっていた。
「はっ……男にしては綺麗すぎんだろ……こんなもんどうやって作ったんだか。人間ってのはほんと不思議なもんだぜ」
するりと胸から脇腹へと天人の手が這う。胸の飾りを摘み上げ、その痛みに小さく呻けば今度は押し潰される。片方は舐められて片方指先で弄られる。その気持ち悪さに身をよじると、天人は海のズボンの中へと手を突っ込んであろう事か海のを揉みだした。
「お前、感度は良いって聞いてるぜ?ほら、啼けよ」
『誰が……啼くかっ……はぁ……クソ!』
「はっ……息が上がってるぜ?それによ……ほら」
ズボンから手を引き抜かれて顔の前へと出される。天人の手は先走りで湿っていた。
「口では文句言ってけど……お前の体は正直だぜ?」
『離せ!触んじゃねぇ!』
「ほら、気持ちよくしてやっからイッちまえよ」
『はな……あっ……んんっ……んっううう!』
ビクリと震える体。どくどくと己のものから放出されている熱。天人が気持ち悪い笑みを浮かべながらズボンへと手をかけたとき扉が開いた。
「リーダー!取り引き先の奴らが来ましたぜ!」
「チッ……タイミング悪ぃな。おい、準備しててめぇも出ろ。あぁ、お前このズボンのままいけよ。てめぇが出したもんで汚れたまま、な」
ズボンのベルトのバックルを握ったかと思ったら、バキッという音が耳に入る。ベルトへと目を向けるとバックル部分が破損していた。
『てめぇ……』
「早く準備しろ」
手枷と足枷が外されて蹴り飛ばされ、床に無様に転がった。全身の痛みにうめいていると、ドスッと腹を足で踏み潰される。
「客人の前で余計なこと言うんじゃねぇぞ。もし変なことしたら……てめぇをその場でブチ犯してるよ」
そういって天人は部屋から出ていった。
にちゃりと音を立てるズボン。ベルトを外そうと弄るが、バックルが歪んでいて外せなかった。握りしめた拳を壁にぶつけ、上着だけ取り替えて部屋を出た。
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