第43幕(微裏?)
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『離せッ!!』
「兄さん!!!」
地面に押し倒された海の上に馬乗りになる男。シャツの前は男の手によって乱暴に開けられて肌が露出する。
「おいおい、男にしては白くねぇか?」
「確かにな。これで胸があったら女と変わらないなぁ」
無遠慮に這い回る手をこれでもかと睨みつける。足をばたつかせてなんとか逃げ出そうとしたが、馬乗りになっている男に鳩尾を殴られて動きを止めた。
『っ……』
「大人しくしろって言っただろ?反抗すんのは構わねぇが、そんなことしたら後ろのあのガキの命ないと思えよ?」
男はちらりと朔夜の方へと目を向ける。海も朔夜を見た時、身体から力を抜いた。
朔夜の頬から流れる赤い雫。
「あんたのせいで怪我しちまったなぁ」
さっきまで無かった傷に海は瞠目し、己の行動で朔夜の命運が決まってしまうと気づいた瞬間、反抗する気が失せた。
それを良しとした男たちが手の動きを再開させた。身体中を這い回る手に鳥肌が立つ。気持ち悪いと言ってその手を跳ね除けたい気持ちを抑え、海はただひたすら無言で耐えた。
「すげぇよ、女でも中々いねぇよ?こんなスベスベな肌持つやつ」
「んな事言ってねぇで早くやるぞ」
「持ってきたのか?」
「……あぁ」
海の身体に触れていた男が着物の中から携帯を取り出してカメラモードを起動する。ピロン、という音共に携帯のカメラが海へと向けられた。
『……は……?』
「楽しもうぜ、あんちゃん」
その言葉が海にとって地獄の始まりだった。
⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆
『や……』
「あ?なんだよ」
『やめッ……』
「こんなにしといてやめろはねぇんじゃねぇか?あ?」
グチュリ、と海の耳犯す水音。男の手によってズボンは半分脱がされて下半身が表へと晒された。強制的に刺激を与えられたそこは固く芯を持ち、とろりと液を垂らして下腹部を汚している。
唇を噛んで漏れそうになる吐息を抑えたが、身動きの取れない状態で与えられる快感は海の思考を段々と蝕んでいった。
「もうイキそうじゃねぇか?すげぇ、ビクついてるぜ?」
「なんだよ。早漏か?お前顔の割には経験少なさそうだなぁ?」
ゲラゲラと笑う男たちに海は顔を赤くして怒りを顕にした。
「やっべ、俺勃っちまった」
「ツラだけはイイからなぁ」
ずっと見ているだけだった男が海の顔の前に膝をつき着物の前を寛げる。眼前へと出されたものに目を見開き顔を逸らそうとしたが、髪を掴まれて無理矢理男のモノへと顔を戻された。
「くわえろよ」
唇へと押し当てられる陰茎。頭をずらそうとしても髪を強く引っ張られてしまえば何も出来ない。僅かな抵抗として口を開かずに睨み続けていたが、下半身を弄っていた男の手が早められたことによって、口が開いてしまった。
『んぐッ……!』
「噛むなよ?噛んだらてめぇのモン切り落としてやるよ」
『ん……ぐ、んふ……』
口内へと入り込んだ男のモノ。喉まで入り込んだ先端に嘔吐く。
「はっ……やべ、久しぶりだからすぐイッちまいそッ」
「おい、お前コイツのことバカに出来ねぇじゃねぇか」
「なら早くイカせろよ!」
「へぇへぇ」
ヘコヘコと腰を動かして海の口内を蹂躙する男。視界が涙で歪んでいき、海は固く目を閉じた。
『(気持ち悪い……気持ち悪い気持ち悪い)』
どうしてこんな事に。何がいけなかったのか。
考えても答えなんか分からず、今出来ることとしたらこの状況に涙することだけ。
『(誰か……)』
助けて欲しい。自分の醜態を見て泣きそうにしている朔夜を。早くここから連れ出して欲しい。
『(……銀、時)』
縋ってしまったのは己が突き放してしまった相手。こんな場所に来るはずもない相手に助けを求めるなんて馬鹿らしいなんて思いながら、海は銀時の名を心の中で叫んだ。
それと同時に口内に出される生暖かい液体。そして己の腹を汚す白濁。
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