第17幕
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かぶき町、バトルロイヤルホスト。
名前からして物騒なレストランの窓際のテーブル席に座る4人の男女。
万事屋の固定メンバーと、新八の姉であるお妙がソファに座っていた。
「最近、下着泥棒の被害にあって困っているのよね……」とお妙が新八に打ち明けたことによりこのメンバーが集められた。
「あ?下着泥棒だ?」
「そうなんすよ。僕が万事屋に泊まり込んだ日に2回もやられたらしくて。なんとかならないすかね?」
新八が相談している間にレストランの店員が頼まれた品をテーブルへと運んでくる。思い悩む新八の前に次々と運ばれてくる食べ物。パフェにハンバーグ、ナポリタンとサンドイッチ。様々なメニューがテーブルに並べられていくが、それはどれも新八やお妙の元へとはいかなかった。
「ええっ?なにがなんとかならないんだっけ?」
「だから下着泥棒ですよ」
「ああ?下着泥棒だ?」
「そうなんスよ。僕が万事屋に泊まり込んだ日に2回もやられたらしくて、なんとかならないスかね?」
さっき言ったことを聞いていなかったのか。新八は銀時に呆れた顔を向けつつも、律儀に同じ説明をして助言を求めた。だが、銀時はパフェに夢中でまた新八の話を右から左へと聞き流した。
そんな銀時の態度に怒りを覚えた新八が、大きな声で下着泥棒を連呼した。その声に周りの客や店員が顔をしかめてヒソヒソと話し始める。あそこのテーブル席の人達は何を話しているのかと。
「あぁ、下着泥棒な」
「ちゃんと聞いてんじゃねぇかこの人……」
「昔の人はよ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。町娘とかギャルとか女の子とかお姫様も全員」
「いや、それ全部同じですから。どうせ言うならおばあちゃんもおばちゃんも女のコもですよ」
「バカ野郎!パンツとかパンティーとかノーパンとかパン絡みの話題に当てはめていいのは女の子と海だけだ!」
「なんでそこに海さんが出てくるんだよ、おい!!!」
「あ?気にならねぇか?あんな美形なやつがもしかしたらTバックかもしれねぇんだぞ?」
「あんた海さんに謝れよ!!」
「Tバックはいかんのだよ、新八ィ。あれは恥じらいを無くして、楽しみを奪ったからな。まぁ、もし海くんがTバックだったとしても俺は全然アリだけどな。むしろTバックじゃなくてノーパンでいいわ。どうせ脱がしちまうんだからパンツなんか履いてても履いてなくても変わらねぇだろ」
「そんなの聞いてねぇよ!!ほんとにアンタ一度海さんに殴られてこいよ!!!」
海のパンツ事情を語り鼻血を垂らしていやらしい笑みを浮かべる銀時に新八は嫌悪感滲む目で睨んだ。普段から新八は海に世話になっている。そんな人をネタにされて黙っていられるわけもなく、下ネタを爆発させようとする銀時を止めるべく叱った。
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