第251幕
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「それより……銀さんたち大丈夫かな」
『大丈夫だろ。多分』
「多分って!海さんは心配じゃないんですか!?銀さんも神楽ちゃんもあんなにボロボロなのに」
『神楽の方はちょっと分かんねぇけど、銀時の方は大丈夫だろ』
「なんでそう言い切れるんですか!?相手はあの高杉さんですよ!?」
『晋助だから、っていうのが理由だけど』
だから別にそんなに心配していないと返すと、新八は納得いかないと呟く。
心配していないわけではない。でも、ちゃんと戻ってくるだろうとは思う。銀時も晋助も互いに殺る気でぶつかり合うだろうけど、結局は勝敗がつかないはず。
そう思いたい。
『晋助と銀時のあれは今に始まったことじゃないんだよ』
「どういう意味ですか?」
『んー……あいつら顔を合わせる度に毎回喧嘩するんだよ。見てるこっちが飽きるくらいに』
「でも、今回は喧嘩なんて生易しいもんじゃ……」
『うん。今日は半殺しくらいかな』
と言っても既に銀時はボロボロの状態だったけど。晋助はまだここに来たばかりだからそんなに疲弊もしていない。そんな状況で銀時が生きて戻ってくるだろう確証はないに等しい。
『絶対……とは言いきれないけど、銀時は戻ってくるだろ』
「信じてるんですか……」
『いや、俺に説明する為に帰ってくる』
「説明……?なんのです?」
『俺にずっと隠してたことの説明。何度も話せって言ったのにいつまでも隠し通してるからよ。それを別の人間から一方的に聞かされたから。だから、ちゃんお説明するために帰ってくる』
でなければ許さない。晋助に殺られて帰れませんでしたなんて誰が許せるか。
晋助が言ったことは真実なんだろうけど、本人の口からちゃんと聞いていない。だから今は何も考えずに保留にしている。
ちゃんと話を聞くから。だから必ず帰ってきて欲しい。
「高杉さんと銀さんって昔からあんなに仲が悪かったんですか?さっき顔を合わせる度に毎回喧嘩するって言ってましたけど」
『喧嘩っていうか……なんていうの?土方と銀時みたいな関係って言ったら分かるか?』
「それこそ分からないんですけど……」
『犬猿の中というか、水と油というか……』
「それどちらにせよ仲が悪いんじゃ」
『でもたまに塩コショウみたいになるんだよ』
「いや、わからないから!その例え!!」
『妙にマッチするだろ塩コショウ』
「そうだけども!!」
塩コショウが一番分かりやすい例えだと思うと自分の中で思っていたのだが、どうやら新八には理解できないらしくて困らせた。それ以上の例えをしろと言われても難しい。
『出るまで暇だからちょっと昔話に付き合えよ』
「昔話……ですか?」
『おう。むかしむかしある所に銀色の髪を持ったガキと黒い髪のクソガキが──』
「海さん。普通に話してください」
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