第233幕
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『それで?うまくいきそうなのか?』
「うーん。こりゃさっぱりだ」
『さっぱりで片付けられるようもんじゃないだろ』
海の前に並べられてるのは全自動卵かけごはん製造機から生み出された丼たち。その上には銀時たちの腹から抽出された餡子とマヨネーズ。そして二人のきん○が乗っかっている。
何度も何度も機械にかけてみてはいるが一向に直る気配がない。むしろ悪化すらしていた。
「源外様、転移装置Aにエラーが。対象物に重大な欠損が。それで抽出に失敗したようです」
「銀の字、どうやらおめえの何かが足りねぇらしい」
「はあ?なんの事だ!?」
「落ち着いてください。とりあえず、このバファリ○を持ってもう一度挑戦してみましょう」
『優しさが足りねぇってよ』
「優しさ?いつも俺、海に優しくしてるつもりだけど!?まだ足りないの!?」
『俺に配分しすぎなんだろ。別のヤツにも分け与えろってさ』
「他人にくれてやる優しさなんてないけど!?海くんに全振りだけど!?」
「アホか。それで解決するわけねーだろ。もう十箱持ってけ」
「なんなのお前ら!?」
『いいんじゃねぇの?持ってけよ』
「さっきからお前もなんなの!?なんでそんな辛辣なの!?」
『ツラがムカつく』
「はぁ!?」
「……おい……それはどういう意味だ」
海の言葉に反応を示したのは土方(銀)だけではなく、銀時(土)の方も肩を震わせながら海を睨んだ。
『そのままの意味だが?』
「なんで俺のツラがムカつくんだ。つうかテメェこの間からその調子じゃねぇか。何が気に食わねぇんだ」
『全部』
「なっ……!」
「プププー!言われてやんのー」
「笑ってんじゃねぇぞテメェ!!」
『おっさん、早く直してくれ』
中身と外見が合ってないから混乱してくる。土方の顔をなるべく見たくないのに中身は銀時だから傷つけたくは無い。銀時の外見だから気が緩みそうになるけど、中身が土方だからそんなところ見せたくは無い。
二人と会話をしてると疲れてくる。だから一刻も早く直して欲しいと源外に頼んだが、この状態ではどうにも出来ないと首を振られてしまった。
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