第243幕
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「で?具体的にどこの国出身なんだ?」
『おっと。これは銀時に任せた』
「任せたじゃねぇよ!お前が余計なこと言ったせいだろうが!」
土方からの追求に一同困惑。日本人だと名乗れなくなった以上、他国の人間であると思わせなくてはいけない。だが、日本以外の国のことなんてそんなに詳しいわけでもない。
「オ……オイ、どこの国キャラでいくんだ。ベタだとバレるし、マニアックすぎても今後に支障が……」
出身をどうするかと考え込む銀時を横に新八が斉藤の方を指さす。
「って何人だアレー!上半身と下半身全く別の国だよ!なに余計なことしてんの斉藤さん!」
『そもそもあれをどこから出してきたんだ。もしかしてあいつもドラえも○なのか?』
「海さん!真面目にやってくださいって言ってるじゃないですか!!」
『真面目にやってんだろ。とりあえず斉藤が着てる服に国を合わせればいいんだろ?』
銀時に取られたマイクを奪い返し、電源をカチッと入れる。その瞬間、新八と銀時からの文句が止まった。
「ワ、ワンモアプリーズ。何言ってるかワカリマセーン」
「急にヒアリングが下手になったぞ。母国はどこだって聞いてんだ」
「何言ってるかワカリマセーン」
「だーかーらー!フルサト!」
「何言ってるかワカリマセン」
「次、答えなかったら処刑だ!どこ出身だ!」
「ナニイッテルカワカリマセン共和国デース」
「国名だったの!?聞いた事ねぇよ、ナニイッテルカワカリマセン共和国なんて!」
ドヤ顔で答える斉藤と、その裏で青ざめた表情を浮かべる海。
「お前なにやってんの?」
『ナニイッテルカワカリマセーン』
「銀さん、もうダメです。海さんにマイク持たせるのやめましょう」
「そうだな」
『お前ら文句言えた立場か?あ゙?』
「だとしても、ここまで酷くはしませんよ!なんなんですか、なんとか共和国って!どんだけセンスないんですか!?」
『仕方ねぇだろ!パッと思いついたのがそれしかなかったんだから!』
「分かった分かった。海のセンスがないのは今に始まったことじゃねぇだろ。そんなことより今はあっちをどうにかしねぇと」
土方からのしつこい質問をとりあえず回避し、話は桂の入隊時へと移る。
新人隊士の試験は海が担っていた。それを押しのけて斉藤は桂と手合わせをしたのだ。その事についての言及と……。
「あ?アイツはどこ行きやがった」
「あれ?さっきまでそこに居たんじゃなかったっけか?」
「海さんならさっき出ていきましたよ。便所じゃないですか?」
やっと海が居なくなっていることに気づいたトップスリーだった。
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