第235幕
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「もう心配いらんぞトシ。話は全部聞いた。あとは俺たちに任せておけ」
『近藤さんも来たのか』
「こ……近藤さん」
銀時と土方の状態を理解したらしい近藤は土方の魂が入っている銀時の肩へと手を乗せた。
「お妙さん、早く新八くんと逃げてください!この化け物は危険です。ある男の悪意から生まれた邪悪の権化!ここは我々が引き受けます!」
近藤は倒れているどざえもんに向けて刀の切っ先を突きつける。
邪悪の権化とまで言われれば銀時も平静でいられるわけもなく、怒りを滲ませた顔で近藤のことを睨んでいた。
『どんまい』
「なんなの?邪悪の権化って。確かに負の部分の魂かもしれないけどよ」
『近藤さんもお妙さんの前ではカッコよく見せたいんだよ。普段はクソだから』
「お前上司に対して辛辣すぎねぇ?」
『間違ってはいないだろ』
「まぁ……そうだけど」
仕事もせずにお妙のケツばかり追いかけている上司をクソと言わずになんと言う。警察でありながら犯罪を犯している人間なんてまともではないだろう。
『……現在進行形じゃなければ大丈夫なはず。うん』
「なに?」
『なんでもない。それより早くこの化け物運ぶぞ』
どざえもんに何をするんだと騒ぐお妙を新八に任せ、海たちは近藤が準備したという荷車を取りに外へと駆け出す。
だが、何処を探しても荷車なんて物はどこにも無かった。
「どういうことだ……?」
『確かに近藤さんは持って来いって言ってたよな?』
「あ、ああ……」
狼狽える土方は何度も辺りを見渡したが、見つけることは出来なかった。
「お、おい!どういうことだよ!」
「何やってんですか三人とも!」
呆然と立ち尽くしていたところに新八の声が聞こえて振り返る。でもそこには新八の姿は見えず、また辺りをキョロキョロと見渡した。
「まんまとやられましたね」
「新八?どこにいるんだ」
「声だけが……」
「あの二人……中身ゴリラとさっちゃんです。僕らも中身入れ替わっちゃいました」
声のする方へと目を落としていくと、そこには新八のメガネ。
『……新八、メガネに中身なんてあるのか?』
「僕に聞かないでください!!」
「新八の本体はメガネなんだから仕方ねぇだろ。むしろ本体に戻れて良かったじゃねぇか」
「アンタ人のことなんだと思ってんだよ!」
「メガネ」
『おい。やめてやれよ。新八が可哀想だろうが』
「海さん……!」
『もしかしたら新八のメガネには誰かが入ってたんだよ。ほら、最近やってるだろ?ビッ○の中に子供が入ってるかもしれないって』
「それ別アニメだから。そんな非人道的なアニメじゃないからコレ」
『わからねぇよ?いつか新八に隠された謎が暴かれるかもしれないだろ?俺はメガネの中に別の人間が入ってると信じてる』
「ちょっと!なんの話をしてるんですか!!」
『「水○の○女」』
「ガ○ダ○にするなよ!!てか、流行に乗りすぎだろうが!!!」
『○ン○ムじゃねぇよ。お前は新型ドローン技術を用いたM○だ』
「いい加減にしろよ!!!!!!」
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