第221幕
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何しとんのじゃおのれはーーー!!!」
銀時たちのあと追って店の外へと出ると、金髪の女がお妙に飛び蹴りされて飛んでいった。
『やっぱ近藤さんだったか』
「お前知ってたのかよ」
『隊服着てるし……それにあんなタイミングよく居る人間なんてあの人くらいしか』
「確かに……」
近藤に馬乗りになったお妙はブチ切れながら胸を鷲掴む。その光景を見た朔夜と銀時は青ざめた顔をしながら海の背後へと隠れた。
「僕……そんなになくてよかった」
「あれ地味に痛えんだよ……!」
『キレられてんのに嬉しそうに見えるんだが。近藤さんも遂にドMに目覚めたのか』
「知らねぇよ。てか、お前……」
『転職先は探してる。今の職場と同じ条件の場所探すのに手間取ってんだよ』
「探してるならいいや」
近藤が何かやらかす度にする会話。最初の頃は断っていたのだが、こう何度も度重なると海も嫌になってきていた。
「近藤さんって火に油を注ぐの上手いよね」
『「確かに」』
自分の方がお妙より色っぽい発言でお妙の堪忍袋の緒が切れる。重たい一撃を食らった近藤はピクリとも動かなくなった。
"異教徒発見、異教徒発見!"
「うわっ!おいー!やっぱ監視されてたぞ!何が問題だったんだ!?野グソか!?お妙か!?もう心当たり多すぎて分かんねーよ!」
「とにかく早く逃げないと!」
早くしろと新八は急かすが、教徒たちの方が一歩早く既に逃げ道を塞いでいた。
「やばい、囲まれてる!」
「……っておい!警察、何とかしろよ!」
寝そべっている近藤に声をかけるも、近藤は心配ないと笑うだけ。
「海、手は出さなくていいから。特殊部隊がどうにかしてくれるさ」
『特殊部隊?なんだそれは──』
にっこりと笑う近藤。そして民家の屋根の上に現れた存在。
『銀時、朔夜!下がれ』
「うわっ、今度はなんだよ!」
「に、兄さん!あれって……!」
二人を背に隠して海は持っていた刀を掴む。
だが、屋根から降りてきたのは見知った顔のヤツら。
「お前ら本当にそれでも警察なのかよ……」
『まさか全員性別変わってるなんて思わないだろ』
"まんせんぐみ"と言って総悟は部下を引き連れて降りてきた。全員女性として。
.