第230幕
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「これどうすんだよ!!もう俺知らねぇよ!?どうなろうと知ったこっちゃねぇよ!?」
ロボッ娘懺悔室の裏で銀時は一人叫ぶ。まさか自分の家の押し入れに将軍の死体が置いてあるなんて思わなかったからだ。
「どうすんだよ……誰が処理するんだよ……つか、なんで押し入れに隠してんだよ。てか、なんで押し入れからアイツらも出てくるんだよ!!」
押し入れに居たのは将軍だけでなく、ストーカー女にマダオ。しかもそいつらのせいで面倒なことになりつつある。
「なんでこういう時に新八と神楽は居ねぇんだよ!!もうこの際、結野アナのフィギュアを壊したことも俺のケツの穴にモップ刺したことも許すから将軍をどうにか──」
してくれ。と言おうとしたところで、懺悔室に新たな人間が入ってきた。
「今度は誰だ!?今お取り込み中なんですけど!?」
『空いていたから入ったんだが……そうか、忙しいなら出直す』
懺悔室に入ってきたのはまさかの海。ちょこんと椅子に座っている姿は見間違うはずもなかった。
「あ!?い、いや、大丈夫!!なに!?懺悔したいことあるの!?」
『懺悔というか相談というか』
どうやら海は銀時の存在に気づいていないみたいだ。
「(相談?なんの相談だ?)」
海が誰かに相談するなんて珍しい。悩んだとしても自分で解決してしまうような奴なのに。
『その……人に迷惑をかけないようにするにはどうすればいいんだ?』
「は?」
『だから人に迷惑をかけないようにするにはどうすればいいんだ。心配や困らせることのないようにしたい』
冗談で言っている感じは全くない。本人は大真面目に聞いているつもりなのだろうけど、こちらとしては冗談にしか聞こえなかった。
「それは無理な話じゃないですか?」
『出来ない……のか』
「ええ。無理ですよ。人とはそういうものですから」
そんなこと相談する必要なんてない。海が心配するなと言っても心配するし、困らせたくないと言われても銀時は困らせて欲しいのだから。
『人じゃなければ良かったのか』
ふむ、と海は考え込みながら斜め上の発言。銀時は思わず壁に頭をぶつけた。
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