第226幕
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辻斬りによって死んだもの達の遺体を運ぶという話を聞きつけ、海たちはその現場へと急行した。
運ばれる死体の中に池田 朝右衛門も混じっているのだ。その人物が本当に死んでいるのか確認するため、池田家が所有している船を停めさせた。
『なんでここに神楽たちがいるんだよ』
「そ、それは……ちょっと色々とありまして……」
船に乗り込んだ海の前に出てきたのは新八と神楽。新八はオロオロしながら土方と総悟を止めようとしたが、二人はそんなの気にもせずズンズン進んでいく。その後を海も追っていたのだが、新八に腕を引っ張られて足を止めた。
「海さん!お願いです、土方さんたちを止めてください!」
『俺らも仕事できてるんだ。それは聞き入れられない』
「そんな……」
『そもそもなんでお前らがここにいるんだよ。池田 夜右衛門とどういう関係だ』
「銀ちゃんが朝右衛門拾ってきたアル。それで夜右衛門とかっていう男が朝右衛門を家まで連れてきて欲しいって依頼してきたネ」
『それを素直に受けたのか』
「はい……。そしたら夜右衛門さんが朝右衛門さんを守って欲しいって」
『……過去のことで脅された、の間違いじゃないか?』
「海さん知ってるんですか!?」
「あのバカ一体何したアルか!?」
子供らは教えろと詰め寄ってきたが、海は首を横に振って答える。
『悪いが、その時の事は知らない。俺も銀時が処刑されそうになってたこと今日知ったんだ』
「銀ちゃん海に黙ってたってこと?」
『話す程でもないって思ったんだろ。今までよく無事に生きてたもんだよ』
銀時はこれまで何度も捕まっている。その度に過去の経歴やらなんやらを調べられているはずなのに。
一度も囚人だったという記録は出てこなかった。処刑の判決を受けているのならその記録が残っていてもおかしくはない。
『上手く逃げ切れてるのが本当怖えよ』
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