第184幕 裏有
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『銀、銀ッ!!』
「んー?もうひきそ?」
『あっ……そこでっ……しゃべんな!』
銀時の舌技に泣き喘いで数分。せり上がってくるものを感じた海は必死に銀時の頭をそこから離そうとした。
もうイキそうだから口を離して欲しいと何度も頼んだが、銀特は海の話を聞かずに口淫を続けた。
『銀時!も、もう……ダメだって……んっ……も、イク……ッ』
びくんっと強く身体が跳ねる。銀時の頭を離そうとしていた手から力は抜けてだらりと垂れた。全身に駆け巡る快感に身を震わし、足はカクカクと小刻みに揺れる。自力で立っているのが難しくなり、海はその場にしゃがみこんだ。
「いつもより濃いな……自分でしてなかったのかよ」
ごくっと口の中に出された精液をこれみよがしに銀時は飲み込む。海はただ見つめることしか出来なかった。
本当ならば今すぐ吐き出せと言いたいところだが、久しぶりの射精に脱力しすぎてしまっている。そのせいで銀時の問いにも海は上手く答えられないでいた。
「自分でしねぇの?」
ふるふると首を横に振って答える。海だって自分ですることはある。夜中に一人でムラッとした時にこっそりと。ただ、その回数は少ない。元より性欲がそんなになかった海は、自慰の頻度が高くない。
下手すると一ヶ月に一回するかしないかくらいだった。銀時と身体を合わせるようになってから多少増えたものの、それでも一ヶ月に数回。仕事が立て込んでくれば、性欲なんて吹き飛んでいた。
だから今日のこの行為はかなり久しぶり。それなのにこんなだけ強い快楽を与えられてしまい、海は手を動かすのもしんどかった。
「海?」
『ばか』
一言も返さない海に銀時は訝しげに海の顔を覗き込む。大丈夫か?と聞かれ、海はぽつりと呟いた。
「そんな力抜けるほど気持ちよかった?」
『久しぶりすぎて力抜けただけだっつの』
「そ?でも、これだけで済まねぇよ?」
こんなんで腰が抜けていてはあとが辛くなるぞ?と銀時は笑う。海としてはもう止めて欲しいと思ったが、海がモヤモヤしていたように、銀時もまた海を抱けなくてモヤモヤしていたのだろう。
萎えた海のをもう一度勃たせる。溢れ出す蜜を手に取り、それを後孔へと塗りつけた。
『ん……ふっ……』
「久しぶりだからちゃんと解さねぇとな」
一本目の指が入り中を抉る。異物感に眉を顰めたが、それもすぐに変わった。
『あっ……ぎ、ん!そこ……んんっ』
「ここだったよな。海のイイトコロ」
銀時の指がしこりに当たる度に腰がはね、異物感によって萎えかけていたモノがむくりと大きくなった。
いつの間にか指は三本に増えていて、バラバラに動かされて海は二回目の吐精をした。その頃にはもうクタクタで、続きをすると言われても喜べない。
『銀、も、俺……』
「ん?無理そう?」
『無理……もう無理』
「マジ?んー……一回だけ付き合ってもらう、のはダメそう?」
ダメ?と耳元で甘く囁かれてしまっては断りづらい。一回だけなら、と掠れた声で呟く。一回したらもう部屋に戻る。そう決めて。
辛くないようにと後ろから挿入され、後ろから覆いかぶさる銀時の体温を背中で感じながら海は必死に声を抑えた。
銀時の"一回だけ"を信じて。
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