第200幕
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「…………ねぇ、俺かっこよく終えたつもりなんだけど?なんでお前らいんの?前のページでどんだけ俺身体張ってると思ってんの?」
「そんなの知らないネ。銀ちゃん一人にこんなこと任せられないアル」
「そうですよ。僕たちもう銀さんから離れませんから」
「いや、こういう重要な時は離れて!?そんな磁石みてぇにくっつかなくていいから!反発して!?」
結局、銀時一人で終わらせるつもりが、神楽と新八、お妙の助けにより金時の自爆を抑えることになった。
皆のことを忘れたと思っていたが、銀時の記憶は全てはっきり残っている。まさかまた新八たちの記憶がなくなったのかと心配したがそうでもないらしい。
「銀さん!早く海さんのところに行きましょう!すごく心配してましたよ」
「海が?」
「銀ちゃんが居るとこ教えてくれたの海ネ」
「あいつ記憶戻ってるのか?」
「それは……」
きょとんとした顔で新八と神楽は顔を見合わせる。ただ、一人だけ曇った顔をしていたお妙。
「海くんはまだだと思うわ。だって、海くんなら真っ先に銀さんのところに行くじゃない。でもそうしなかった」
「やっぱり金時壊したくらいじゃ解けねぇのか」
「どうやったら海さんの記憶戻るんですか!?僕たちは直接記憶を戻されましたけど、海さんも同じように戻してもらえば……!」
「あいつの記憶が戻るのは俺が死んだときだ」
「えっ……」
「そんな!銀ちゃんが死ぬなんて……」
自分は無事生きていて、街の人たちも記憶を取り戻した。あとは海だけなのだが、海の記憶を取り戻すことが一番の問題。どうしたものかと考え込んでいた銀時にお妙がへらっと笑った。
「どうにかして戻せないかしら。なんなら銀さん一度死んでみたらどう?」
「ちょ、姉上!それじゃ何の解決にもならないじゃないですか!」
「銀さんが死なないと海くんの記憶が戻らないならそうするしかないじゃない。銀さんが"死んでるところを見たら"記憶戻るんじゃない?」
"死んでいるところを見たら"
お妙のその言葉にパッと閃いた。要は海に銀時が死んだと思わせればいい。そうすれば記憶が戻るのではないだろうか。
「新八ィ、神楽ァ!お前ら源外のジジイのところ行ってこい!」
「な、なんでですか!?」
「銀ちゃん何思いついたアルか!?」
「いいから行ってこい!」
これから大芝居の始まりだ。銀時はニヤリと笑って新八たちを無理矢理、源外の元へと向かわせた。
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