忘れた頃にやってくる (銀時ver)
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「で?これは一体どういうことなの?」
「昨日、デコボッコ教の残党に襲われたみたいですよ」
「デコボッコ教?」
「ええ。俺らが以前、性別変えられた時の奴らです」
「はぁ?アイツらまだ居んの?」
開け放たれていた戸は閉められ、銀時たちは副長室にドカりと腰を下ろした。
「旦那たちが片付けたと思ったんですけどね。どうやら行方をくらましていた信者が教祖の仇討ちをしているらしく」
「それで海が狙われたって?なんで海なんだよ。あのときは性別も変わってねえし、そもそも潰しに行ったときだってコイツは居なかっただろう」
「たまたまそこに居たのが海さんだった、っていうのも考えられますよ」
「お前らって色んなところから嫌われてんのね」
デコボッコ教を潰しに行ったのは万事屋だけでは無い。真選組の人間も身体を元に戻してもらおうと教祖の元へと行ったのだ。その時に隊服を見られたのか、それとも歌舞伎町にいた時から目をつけられていたのかは定かでは無い。
だが、確実にあの男は真選組を狙っていただろう。屯所の前で待ち構えていたのだから。
「それで?海を女にした犯人は見つかったの?」
「まだ探してるところだ。固まって動いてるならまだしも、個人で逃げ回ってるんじゃ時間が掛かる」
「なにそれ。じゃあその間ずっと海は女のままってことじゃん」
「しょうがねぇだろう。やられちまったもんはどうしようもねぇ」
「早く見つけ出せよ。それまでウチで預かるから」
「はぁ!?てめぇ何勝手なこと言ってやがる!」
「こんなところに置いておけるわけないでしょうが。野蛮なオオカミがわんさかいるような場所にか弱いうさぎちゃん一人なんて危ねぇわ」
書類を見ていた海の手元に影が差す。そちらへと目を向けると銀時がこちらを覗いていた。
「……それ誰からもらったの?」
『土方』
引きつった顔で銀時は海が着ている着物を指差す。
「嘘でしょ。ちょ、お前コイツになんてもん着させてんのよ」
「うるせぇな!それしか無かったんだよ!」
「他にもっとあんだろうが!てめぇ、ウチの海をなんだと思ってるの!?あんな風俗嬢が着るような派手な着物着せて!!」
「海可愛いアルな!」
「青い着物似合ってますよ!」
ひょこりと顔を覗かせた神楽と新八はにこにこ笑いながら着物を褒める。
『本当は隊服があれば良かったんだが……今手元に無くてな』
「やっぱりサイズ合わないんですか?」
『上着はなんとかなるけど、ズボンがちょっと』
「合わない服着てると危ないですもんね」
「それなら姉御に相談するといいヨ!」
『お妙さんに?』
「そうですね。姉上ならきっと海さんに合う着物を探してくれますよ!」
いつ戻れるか分からないため、無闇に着物を買ってしまうのはどうかと思ったが、そんな海の心配をそっちのけで神楽と新八は海に似合いそうな着物の柄を話し合う。
「おい、お前ら」
「話し終わったアルか?」
「おう。行くぞ」
新八と神楽が出ていくのを見送り、ホッと胸を撫で下ろしていると、頭上から再度声をかけられる。
「何してんのお前も行くんだよ」
『俺も?』
「当たり前だろうが。こんなところに海を置いておけるわけねぇだろう」
早く行くぞと手を引かれ、海は副長室を出た。ちらりと土方の方を見ると、腕を組んで項垂れている。
「海さん、こっちの事は気にしなくていいんで」
『仕事はどうすんだよ』
「マヨラーが全部やるんで大丈夫ですよ」
だから行って大丈夫だと総悟に背中を押されて海は屯所を出た。
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「で?これは一体どういうことなの?」
「昨日、デコボッコ教の残党に襲われたみたいですよ」
「デコボッコ教?」
「ええ。俺らが以前、性別変えられた時の奴らです」
「はぁ?アイツらまだ居んの?」
開け放たれていた戸は閉められ、銀時たちは副長室にドカりと腰を下ろした。
「旦那たちが片付けたと思ったんですけどね。どうやら行方をくらましていた信者が教祖の仇討ちをしているらしく」
「それで海が狙われたって?なんで海なんだよ。あのときは性別も変わってねえし、そもそも潰しに行ったときだってコイツは居なかっただろう」
「たまたまそこに居たのが海さんだった、っていうのも考えられますよ」
「お前らって色んなところから嫌われてんのね」
デコボッコ教を潰しに行ったのは万事屋だけでは無い。真選組の人間も身体を元に戻してもらおうと教祖の元へと行ったのだ。その時に隊服を見られたのか、それとも歌舞伎町にいた時から目をつけられていたのかは定かでは無い。
だが、確実にあの男は真選組を狙っていただろう。屯所の前で待ち構えていたのだから。
「それで?海を女にした犯人は見つかったの?」
「まだ探してるところだ。固まって動いてるならまだしも、個人で逃げ回ってるんじゃ時間が掛かる」
「なにそれ。じゃあその間ずっと海は女のままってことじゃん」
「しょうがねぇだろう。やられちまったもんはどうしようもねぇ」
「早く見つけ出せよ。それまでウチで預かるから」
「はぁ!?てめぇ何勝手なこと言ってやがる!」
「こんなところに置いておけるわけないでしょうが。野蛮なオオカミがわんさかいるような場所にか弱いうさぎちゃん一人なんて危ねぇわ」
書類を見ていた海の手元に影が差す。そちらへと目を向けると銀時がこちらを覗いていた。
「……それ誰からもらったの?」
『土方』
引きつった顔で銀時は海が着ている着物を指差す。
「嘘でしょ。ちょ、お前コイツになんてもん着させてんのよ」
「うるせぇな!それしか無かったんだよ!」
「他にもっとあんだろうが!てめぇ、ウチの海をなんだと思ってるの!?あんな風俗嬢が着るような派手な着物着せて!!」
「海可愛いアルな!」
「青い着物似合ってますよ!」
ひょこりと顔を覗かせた神楽と新八はにこにこ笑いながら着物を褒める。
『本当は隊服があれば良かったんだが……今手元に無くてな』
「やっぱりサイズ合わないんですか?」
『上着はなんとかなるけど、ズボンがちょっと』
「合わない服着てると危ないですもんね」
「それなら姉御に相談するといいヨ!」
『お妙さんに?』
「そうですね。姉上ならきっと海さんに合う着物を探してくれますよ!」
いつ戻れるか分からないため、無闇に着物を買ってしまうのはどうかと思ったが、そんな海の心配をそっちのけで神楽と新八は海に似合いそうな着物の柄を話し合う。
「おい、お前ら」
「話し終わったアルか?」
「おう。行くぞ」
新八と神楽が出ていくのを見送り、ホッと胸を撫で下ろしていると、頭上から再度声をかけられる。
「何してんのお前も行くんだよ」
『俺も?』
「当たり前だろうが。こんなところに海を置いておけるわけねぇだろう」
早く行くぞと手を引かれ、海は副長室を出た。ちらりと土方の方を見ると、腕を組んで項垂れている。
「海さん、こっちの事は気にしなくていいんで」
『仕事はどうすんだよ』
「マヨラーが全部やるんで大丈夫ですよ」
だから行って大丈夫だと総悟に背中を押されて海は屯所を出た。
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