クザン:俺の
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目覚めると、天井も壁も、真っ白だった。そしてそこがどこだか、名無しさんにはすぐにわかった。身体を起こし確かめる。医療器具や薬が入ったショーケースが見えた。やはり医務室だ。
「あ、起きました?」
声のする方を見ると、軍医がこちらを心配そうな顔で見ている。
「具合、どうですか?」
「大丈夫です、ご迷惑おかけしました…」
とお辞儀をして立ち上がろうとしたが、軍医に止められる。
「あ、ダメですダメです。点滴してあるから」
自分の手首を見ると、そこから細く長い管が出ており、その管の先には透明の液体が入った袋があった。
「栄養失調ですよ。最近食事もろくに取ってなかったみたいですし、それに一日中執務やってたんですって?」
ちょっとは休まなきゃ、という軍医の言葉を聞いてふと思う。
「あの、それ誰に…」
首を傾げる。
「え?あぁ、青キジさんですよ。名無しさんさんをここまで運んできてくれたんです。」
とだけ言うと、作業に戻った。
クザンさんに迷惑かけちゃったな、と思い、黙り込む。
しばらく黙っていたかと思うと軍医が急にあっ、という声を発した。
「忘れてた、起きたら連絡しろって言われてたんだった」
すると電伝虫を取り出し、受話器を取る。
「え、連絡するって、誰に…?」
軍医は手を止めこちらを振り返った。
「誰って…、青キジさんですけど」
「え‼︎?いいよ‼︎いい!いい!なんでクザンさんに連絡する必要がっ」
「だって起きたら連絡しろって言われたんですもん、迎えに来るか「だ、大丈夫!1人で帰れる!これ以上クザンさんに迷惑かけられないし!」
焦る名無しさんと落ち着いた軍医。2人の温度差はすさまじかった。
「わ、わかりました。じゃあもう点滴終わったので、帰って大丈夫ですよ」
慣れた手つきで名無しさんの腕から点滴の針を抜くと、ハンガーに吊るしてあった上着を持ってきてくれた。
「どうぞ、お大事に。ちゃんとご飯食べてくださいよ。夏は食欲無くなるもんですけど、そんな夏こそ食べなきゃ。仕事もほどほどにしてくださいね」
と、ほぼ説教のようなことを耳に入れながら上着を着る。
「そうします。ありがとうございました。」
「あ、起きました?」
声のする方を見ると、軍医がこちらを心配そうな顔で見ている。
「具合、どうですか?」
「大丈夫です、ご迷惑おかけしました…」
とお辞儀をして立ち上がろうとしたが、軍医に止められる。
「あ、ダメですダメです。点滴してあるから」
自分の手首を見ると、そこから細く長い管が出ており、その管の先には透明の液体が入った袋があった。
「栄養失調ですよ。最近食事もろくに取ってなかったみたいですし、それに一日中執務やってたんですって?」
ちょっとは休まなきゃ、という軍医の言葉を聞いてふと思う。
「あの、それ誰に…」
首を傾げる。
「え?あぁ、青キジさんですよ。名無しさんさんをここまで運んできてくれたんです。」
とだけ言うと、作業に戻った。
クザンさんに迷惑かけちゃったな、と思い、黙り込む。
しばらく黙っていたかと思うと軍医が急にあっ、という声を発した。
「忘れてた、起きたら連絡しろって言われてたんだった」
すると電伝虫を取り出し、受話器を取る。
「え、連絡するって、誰に…?」
軍医は手を止めこちらを振り返った。
「誰って…、青キジさんですけど」
「え‼︎?いいよ‼︎いい!いい!なんでクザンさんに連絡する必要がっ」
「だって起きたら連絡しろって言われたんですもん、迎えに来るか「だ、大丈夫!1人で帰れる!これ以上クザンさんに迷惑かけられないし!」
焦る名無しさんと落ち着いた軍医。2人の温度差はすさまじかった。
「わ、わかりました。じゃあもう点滴終わったので、帰って大丈夫ですよ」
慣れた手つきで名無しさんの腕から点滴の針を抜くと、ハンガーに吊るしてあった上着を持ってきてくれた。
「どうぞ、お大事に。ちゃんとご飯食べてくださいよ。夏は食欲無くなるもんですけど、そんな夏こそ食べなきゃ。仕事もほどほどにしてくださいね」
と、ほぼ説教のようなことを耳に入れながら上着を着る。
「そうします。ありがとうございました。」