短編(FFシリーズ)
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🔴【ご注意】🔴
こちらの夢主は短編の【昔の同僚が〜】と同一人物です。
しかし設定が特殊なので、補足としてこちらに記載させて頂きます(つよつよ設定ですみません)
名前 ナマエ
年齢 27(AC時)
ある事情によりタークスになる。CCFF時代では、ザックスや一般兵だったクラウドと良く連んでいた。
ザックスとクラウドが神羅屋敷から脱出した際に、救出しようとしたが、ザックスを助け出せず、ザックスから身につけていたピアスを形見として渡される(ピアスホールは開いていないので無理矢理貫通させた)
せめてクラウドだけでも……と思い、魔晄中毒のクラウドを担ごうとした瞬間に、宝条の命令を受けた神羅兵に取り押さえられ連れさらわれる。
宝条の元へと連れてこられたナマエは、宝条に身体を『改造』という名の実験をされ、不老不死に近い状態にされた。その後は宝条が居ない隙をついて神羅カンパニーから逃げ出し、スラムを転々として身を隠していた。
無印時代は死に場所を求めて、セフィロスならば自分を殺してくれるだろうと考えに至り、クラウドたちの旅に同行する(セフィロスとはかつて友人関係でもあり、恋人同士でもあった)
ざっくりですが、こんな感じです…。
では、どうぞ……!
【Counting the Tomorrow】
──届け物は、不器用な愛と甘い口付け──
──届け物は、不器用な愛と甘い口付け──
「久しぶりだな、なんでも屋。」
「なんでも屋じゃない。今は運び屋だ。」
「……あまり大差ないだろう?」
そう笑ってやれば、ため息を吐いて首を左右に振る。揺れる金髪を見ていると、ジトリとこちらを睨む魔晄の瞳。
「……クラウド。身体の調子はどうだ?」
「星痕は……消えたよ。」
「そうか───あの子のおかげ、だな。」
「ああ……。」
窓辺に置いた椅子に腰掛けて空を見上げる。
かつて共に笑い合った彼女を思い出すように。
「……ナマエは、このまま此処にいるのか?」
「ああ。入り用があれば“運び屋”が運んでくれるからな。自給自足も悪くない。それにいつまで経っても外見が変わらない人間がそばにいるのは、嫌だろうよ。それに、案外ひとりは楽だぞ?」
自虐を言えば、クラウドの表情が曇る。
宝条に好き勝手された挙句、簡単には死ねない身体になった。外見も変わらない。得をしたこともあれど、親しい人間の最期を見送るばかりになった。
そして、他人の目から逃げるようにエッジの外へと逃げ出した。
「なに。そんな顔をするなクラウド。たとえお前やティファが死んでも、お前たちの子どもたちを見守るくらいはしてやるさ。」
「いや、俺とティファは……。」
「なんだ?まだそういう関係になってないのか?一緒に暮らしているんだろう?それだと、ティファにいつか捨てられるぞ?」
揶揄ってやれば顔を赤くして近づいてくる。
と、思えば肩を掴まれた。
「……っ、悪かった。揶揄いすぎたな。」
「俺が好きなのはあんただ、ナマエ。」
「はっ……。悪い冗談はよせ、クラウド。」
「冗談じゃない。本気だ。……どうしようもなくお人好しで、なんでもないフリをして、誰よりも傷付いて、誰よりも寂しがり屋のあんたが好きなんだ。」
魔晄の瞳が逸らされることなく、私を射抜く。
……こんな化け物を好きだなどと…。全くもってこの男は───
「……ありがとう、クラウド。お前の気持ちは嬉しいよ。」
「なら───」
「だが、その気持ちは受け取れない。」
「…なぜだ。」
「……もう、取り残されるのは御免なんだ。もう、誰も見送りたくない。私はお前よりも遥かに寿命が長い。それでもいつかは私も死ぬ。だが、それはお前が死んだ十年後、百年後かもしれない。」
そう言葉にすると、強く抱きしめられた。
神羅に入ったばかりの頃は、細かったくせに……。
あの頃のお前は、ザックスに鍛えてもらっていたな……。
「……クラウド。痛い。」
「悪い……。だけど、俺はあんたを離すつもりはない。」
「もう、帰れ……仕事は終わっただろう?」
「……帰らない。俺もここに住む。」
「──は?」
頭上から降ってきた言葉に、なんとも間の抜けた声を出してしまった。
こいつは、今なんて言った?
住む?ここに?
「っ、クラウド。お前、いい加減に───」
「俺は本気だ。ティファにも話をつけてきてある。ここにあんたと住んで、依頼が入ればエッジに通えばいいって。」
「なにを勝手な…!」
「ナマエ、なんでも独りで抱え込もうとするな。」
『独りが楽だなんて、寂しいこと……言うなよ。』
私を抱きしめたままの腕の力が、緩く……でも確かに強くなった。
クラウド……お前は本当に───
「……格好付けてるが、優しいところは昔のままだな、クラウド。」
「───あんたにだけだ。ナマエ。」
触れるだけの優しい口付けが何度も降ってくる。
それがくすぐったくて、とても甘かった───
「私は、ティファやエアリスみたいに可愛い女にはなれんぞ……?」
「……俺にしたら、あんたは十分可愛い、と思う。」
「ふっ……。クラウド、お前の方がよっぽど可愛いよ。」
自分で口にした言葉が予想よりも恥ずかしかったのか、顔を赤らめて目を逸らされた。
……もう少しだけ、同じ時を生きてみようと思えた。
年下の、この可愛いヒーローと共に───
fin.(08.07.06)
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