短編 (FF以外)
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授業が終わり今日は部活も休みで無い。
委員会も無い。学校に留まる理由が無いので帰宅する為に下足へ履き替えて正門を目指す。
「ねえ…正門の所にいる人、高校生かな?すごい美人…。」
「ホントだ…。あれ?でもあの人って…。」
隣のクラスの女生徒たちの会話が耳に届いたが気にも留めず正門を抜けた。
「国光くん!」
声を掛けられた。女性の声だ。
「…ナマエさん?」
「えへへ、久しぶり。国光くん。」
ナマエさん。俺の二つ上の先輩で、元女子テニス部の部長。現在は高校生で…。
実力は俺よりも遥かに上で当時の全国大会優勝の有力候補だった…。
────そう。“だった”
利き腕を怪我しテニスをプレー出来なくなり、そして試合にすら出られなくなってしまった…。
「……どう、したんですか?突然。」
「ん?今日国光くんの誕生日でしょ?だから、はいっ!プレゼント!」
そう言ってあの時と変わらない笑顔でラッピングを施された紙袋を2つ差し出してきた。
……俺の誕生日、覚えててくれたのか…。
「あ。一個はね、去年のなの。去年はちょっと色々あって届けられなかったから。一緒に渡してごめんね?」
「い、いえ…。ありがとう、ございます。」
「気に入らなかったら捨てて構わないからね?」
「捨てるなんて…。大事にします。」
紙袋を受け取り、そう言うと嬉しそうに笑うナマエさんはあの時のままで…。
「国光くんさえ良ければ、ちょっとお茶でもしない?お姉さんが奢ってあげるよー?」
『バイト代が入ったからね!』と誇らしげに胸を張っていた。
「では…。」
「お!んじゃ、行こ?」
足を進めた彼女の腕を引き寄せ抱きしめた。
…学校の前だが、気にしてられない。
「く、国光くん…?」
「俺は…貴女が欲しい…。」
「へ…?」
「────ずっと貴女が好きでした。」
抱きしめて想いを伝えた。
ずっと、ずっと胸の中しまっていた想いを。
あの時、涙を零す貴女を抱きしめられなかった。
でも、きっと今なら…。
「ナマエさん、貴女を愛している。」
fin.
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後書き(07.10.07)
朝起きて『今日手塚の誕生日じゃね?』と唐突に思い出して書きました。
テニプリキャラの夢小説なんて…もう…え、20年振りに書きました…。手塚の口調ってこんなんだっけ…。
テニプリの中ではトップに入る好きなキャラなので久々に書けて楽しかったです(満足)
手塚部長、誕生日おめでとうー!
