短編(FFX)
ナマエ
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ザナルカンドを目指す旅の途中。
海に面した場所で野営をしていた。
まだ陽が登る前にナマエは目覚めた。
軽く伸びをして辺りを見渡してみる。
他の仲間たちはまだ寝ている様だった。
「キマリ、おはよう」
「ナマエ、おはよう。まだ朝じゃない。」
寝ずの番をしていてくれたキマリに声を掛ける。起きるにはまだ早いから、もう少し寝てていいと言ってくれているようだった。
「うん、だけど充分休めたよ。ありがとうキマリ。…私、ちょっと散歩してくるね。」
「わかった。あまり遠くに行かないように」
「うん。じゃあいってきます」
身体に掛けていた毛布をキマリに預けて散歩に出掛ける。
林を歩き海が見渡せる広い場所に出た。
波の音が心を癒すように静かに響き渡る。
「……すぅ───はぁ…。」
潮風を取り込むように深呼吸を繰り返す。
暗い海に星々が沈んで始まりの陽が昇り始める。
「ここに居たのか。」
不意に後ろから声を掛けられた。
「おはよう、アーロン。」
「ああ。」
アーロンは短く返事を返しナマエを後ろから抱きしめるように腕を回す。
「…ほら、見てアーロン。あと少しで陽が昇るよ。」
ナマエが海を指差す。
太陽が水平線を照らし始める。
キラキラと海が輝いていく。
「──────綺麗…。」
「ああ───。」
ナマエの空色の瞳が朝日の色に染まっていく。
アーロンはナマエの頭にひとつ口付けを落とした。
「?どうしたの?」
「綺麗だと」
「うん?そうだね。」
お前の事だ、と耳元で囁き口付けをする。
「…今日はなんだか甘々っスね。」
「嫌だったか?」
「ううん。嬉しい。」
今度は自分から触れるだけの口付けを。
こんな穏やかな日々がいつまでも続けば良いと思った。
fin
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後書き(07.07.27)
途中まで書いて放置していたのを書きました。
海から朝日が昇るのを見たいですねえ…。
冬とか綺麗だろうな。
