短編(FFX)
ナマエ
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──────…ただ、その背中を見つめていることしか出来なかった。
なんて言葉を掛けていいのか、なにを言えばいいのかなんて分からなかった。
海に帰っていく夕陽を静かに見つめているあなたに。
私の言葉は届くのだろうか。
「…アーロン。」
「どうした?」
「……や。ごめん、なんとなく声かけちゃった。」
自分の中の感情を上手く言葉に出来なくて、謝りながら笑った。…私はうまく笑えているのだろうか。
「…もう陽も沈む。暗くなる前に戻れ。」
「ん。分かった。」
何か言いたげな顔をしていたアーロンだけど、深くは追求してこなかった。私の肩を軽く叩いて先に旅行公司へと戻って行く背中を見つめた。
宵闇と夕陽が混ざった空を見上げて深く息を吸って吐いた。少し離れた海から波の音が微かに響いて耳に届く。
「…抱えているもの、少しくらい分けてくれても良いのに…。」
言っても分けてくれる訳なんてないのに…。
自分で言って少しだけおかしくて、息を吐くように笑った。
空には静かに星が瞬いていた。
fin.
***
後書き(08.01.31)
約1ヶ月振りに書きました…。
なにが書きたかったのかわからないまま書きました…。
殆どリハビリですね…。
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